鬼タップニューラインナップリリース!

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11月の黒鬼リリースでは120個が1時間足らずで完売、その後の売れ行きも好調、ユーザーからの高評価の声も続々と上がっている今注目の鬼Tip's。

そんな鬼Tip'sの近況と鬼タップニューラインナップのリリース情報をまとめました。

 

鬼Tip'sって何?っていう人はまずこちらの記事↓を先にご覧ください。

硬いけど掛かる!鬼Tipシリーズ第一弾『黒鬼』いよいよリリース!

この記事の内容

1.鬼Tip'sの近況
-(1) 契約プロ誕生!
-(2) 代表が牛王さんからあらさんへ

2.鬼タップニューラインナップリリース!
-(1) 鬼タップのラインナップと名称変更
-(2) 今回のリリースはHとMHのレギュラー
-(3) 鬼タップMHを試してみた!

3.購入方法
-(1) リリース日
-(2) 価格
-(3) 購入方法

4.まとめ




1.鬼Tip'sの近況

まずは鬼Tip'sに関して2つ大きなニュースがあります。

(1) 契約プロ誕生!

以下Tweetにある通り、JPBAの杉原匡プロ、浜西由紀子プロが鬼Tip’sの契約選手となりました。すごいなぁ。

上のTweet内に、黒鬼V1とかV2という名前が出てきますが、このあとで詳しく説明します。




(2) 代表が牛王さんからあらさんへ

そして個人的にもっと驚いたのがこっちのニュース、年末に突然、代表交代の連絡がありました。

鬼Tip's代表と言えば、これまでぬブロでも何かとお世話になってきた牛王さんですが、本業の多忙など諸事情が重なり、鬼Tip'sの運営継続が困難になっていたそうです。そこでそれまでスーパーバイザーとして鬼Tip'sをサポートしていたあらさんに製造や販売などを引き継ぎ、運営を継続することになりました。

あらさんって誰?

あらさんは球歴30年のベテランA級プレーヤーで、かつての牛王さんと同じようにRDタップを愛用していた1人。先角が割れて交換せざるを得なくなった時にはRDはもう売っておらず、タップ難民になってしまったそうです。

似たような境遇の硬いタップ好き同士、意気投合するのも自然な流れだったんでしょうか、いつの間にかあらさんは鬼Tip'sのスーパーバイザーとして開発に営業に牛王さんをサポートするようになっていました。


あらさんのアカウント

牛王さんも慣れないことばかりで苦労していましたから、あらさんの存在は頼もしいだろうなあと思ってはたから見ていましたが、牛王さんが言っていた言葉で特に印象的だったのが「何よりもあらさんは鬼を愛してくれている」ということ。

実際あらさんはすべてのシャフトに鬼タップ(あらさん特別仕様の超硬い黒鬼)を付けて愛用していて、もう鬼以外を使う気はないそうです。任せるならそういう人に任せたいと牛王さんが思うのも当然です。

いま勢いのある鬼を引き継ぐなんて相当なプレッシャーでしょうから、あらさんも即答はできなかったと思うんですが、やっぱり鬼を無くしたくないという気持ちが強かったんでしょうね。

と、僕が想像で色々書いても伝わりませんよね。

あらさんから一言いただきましたので紹介します。

私が鬼に出会ったのは去年の8月でした。

撞いた瞬間から旧友に再会したような懐かしい気持ちになり、横に牛王さんがいるのに1人で3時間撞き続けてしまいました。笑
忘れていた自分の球撞きが戻ってくるのを感じ、私を育ててくれた師匠の球も自分の球に感じられました。

このタップは世に出さなくてはならないと使命感がすぐに湧いたのです。
そこから牛王さんを応援すると決めました。

今回色々なことが重なり私が代表になりましたが、私は今でも鬼の1番のファンのつもりです。

古くからのビリヤードファンにも新しいビリヤードファンにも喜んでいただける鬼を届けられるよう頑張ってまいります。

というわけで代表をあらさんとした新生鬼Tip'sは今後も突っ走っていくと思います。とにもかくにも、鬼が無くならなくて良かった良かった。

なお、製作、検品、新商品の開発など全部をあらさん1人でやっていけるようになるまではまだしばらく時間がかかるということで、しばらくは牛王さんにもサポートしてもらいながら進めていくそうです。




2.鬼タップニューラインナップリリース!

 

(1) 鬼タップのラインナップと名称変更

まずは鬼タップのラインナップと名称変更について説明します。

Twitterをやっている方は『黒鬼V1』『黒鬼V2』という名前を聞いたことがあると思います。これに加えてプロモデルというのも出てきて、ややこしいことになっていましたが、この名称が以下の通り変更になります。

新名称旧名称
鬼タップ H-EX黒鬼V1(現行の黒鬼)
鬼タップ H黒鬼V1S(杉原プロモデル)
鬼タップ MH黒鬼V2(浜西プロモデル)

正式名称が黒鬼から鬼タップに変わり、硬さも表記されました。Hはハード、MHはミディアムハードです。このほうがわかりやすいですよね。

ちなみに、EXというのにもちゃんと意味があります。

EXしっかり締めたもの。
状態変化しにくく付けたら即戦力。カーボンシャフト、太くしならないノーマルシャフトに向いている。
通常タイプ(EX以外)浅く締めたもの。
EXより状態変化はしやすいが、プレーヤーのキュースピードのレンジに合わせて育てていける。

 

そうなると、

MHのEXも出るの?」
「MとかSは?」
「青鬼はどういう位置づけ?」

とか当然いろいろ気になると思うんですが、そのあたりはまだ色々と検討中のようですし、ここで紹介したラインナップや名称も変更になることもあるかもしれません。

また動きがありましたら別の記事で紹介できればなと思います。

ちなみに、ブレイクタップの灰鬼という構想も以前はあったんですが、現時点ではリリースの予定はないそうです。ただ別の色は試作中だそうですので、そっちも楽しみですね♪




(2) 今回のリリースはHとMH

今回リリースとなるのはH、MHです。もともとはプロ契約を結んだ杉原、浜西、両プロのオリジナルモデルとして作られたものですね。

金の刻印(写真左)がH、銀の刻印(写真右)がMHです。

 

硬い、球離れがはやい、食いつく、メンテが楽など黒鬼の特徴はそのままに、それぞれ以下のような特徴になっています。

鬼タップ H
H-EXのソリッドな打感は残しつつ、少しマイルドにかつ食いつきをよくしたモデル

鬼タップ MH
更にマイルドに、かつより食いつきを向上させたモデル

どちらも現行のH-EXよりは硬さを抑え、食いつきを向上させていますが、これにより性能面で以下のような違いが出てきます。

H-EXとの比較
・打感が柔らかい
・打音がマイルド(樹脂っぽさが抑えめ)
・球離れがわずかに遅い
・食いつきが良い
・スピンが掛かりやすい
・ストロークエラーに寛容

上記はあくまでH-EXとの比較ですが、このような特徴から、現行のH-EXは硬くて無理だったという人や、もう少し食いつくほうが良いという人には今回リリースされるタイプのほうがおすすめです。当然MHのほうが上記の違いははっきりしていると思います。

あと殺し球などタッチが長い方が有利な球が、上記モデルのほうがやりやすくなったというテスターの声もあるそうですので、そういう球を多用する方にも良いと思います。




(3) 鬼タップMHを試してみた!

H-EXを4か月ぐらい使ってきた僕ですが、最近タイミングが合わせられなくて辛くなってきていました。。

付けた当初はそれなりに調子も良くて、かなり良い感じに使えていたんですが、タイミングが合わないとこういう硬いタップは厳しいですね。ミスキューが増えたり、全然引けなくなったり、いつかこうなるだろうなとは思っていたんですが。

そんな折、今回のリリース情報があり、僕もHとMHを入手しました。今の自分の状態から考えると柔らかいほうが良さそうだなと思い、MHに替えることにしました。

 

まずは取付。

削った感じ、H-EXよりは明らかに柔らかいです。側面削りはカッターの刃で5分ぐらいで終わりました。

 

他の牛革タップなら側面にトコノールを塗って仕上げるのですが、H-EXはそんな必要は全くなかったので、今回のMHも側面を水で軽く湿らせて拭き取ってから、紙やすりの裏面で圧をかけて磨いて仕上げました。トコノールを塗るより艶は落ちますが、いったんこれで様子を見ることにしました。

 

1時間だけ1人撞きしてきた状態。

通常タイプのものはEXより締めが浅いということですが、変形は目視では確認できないですね。さすが鬼タップ。終わった後も取付時と同じように水と紙やすりの裏面だけで手入れしました。毛羽立ちが目立つようならトコノールを塗ろうと思います。

 

最後に撞いてみた感想です。

僕が付けたのは先角径13mmのノーマルシャフトですが、特徴はまさしく上で書いた通りです。

ただ想像していたよりもはるかに違いがわかりやすく、H-EXとは明らかに別物です。「言っても鬼タップなんだから硬いでしょ」って思いながら撞きましたが、違い過ぎてびっくりしました。

まず音と打感はかなりマイルドになっています。あの甲高い感じは全くないです。この点はH-EXが好きな人には物足りないかも。

ただ特筆すべきは食いつきの良さ。この点はH-EXよりもかなり上だと思います。スピンも乗せやすいですし、最近ミスキューが多くて不安だった僕でも安心感がありました。

上の特徴のところでは球離れがわずかに遅いと書きましたが、けっこう遅くなっているように感じました。その分、調子が悪い時や、しびれるような場面でもH-EXよりは扱いやすいタップだと思います。

あとは変形が少なく寿命が長いのが鬼タップの特徴ですから、この食いつきも長く持続するのではないでしょうか。

通常タイプは育てる余地があるタップということなので、もう少し撞き込んで自分に合う硬さに育ってきたら、もっとよくなるのではないかと思います。とても楽しみ♪




3.購入方法

(1) リリース日

2月3日(金) 21:00予定

(2) 価格

税込みで1個¥1,500
振込手数料は購入者負担。1個購入の場合は送料¥200も購入者負担、2個以上なら送料無料。

これまで最低2個からの販売でしたが、送料を負担すれば1個からの購入も可能になります。2個以上の場合、在庫があればHとMHを1個ずつなど組み合わせは自由です。追加の場合は1個¥1,500です。

なお、諸々の事情で3月より値上げするかもしれないとのこと。購入はお早めに!

(3) 購入方法

購入したい場合はGoogleオーダーフォームにて受け付けます。また一部のビリヤード場でも販売するそうです。

詳細は今後こちらのTwitterアカウントからアナウンスされますので、興味がある人はこまめにチェックしてください。


アカウント




4.まとめ

いかがでしたか。

今話題の鬼タップ、まだ試していない人はこの機会にぜひお試しください。

今後も新作リリースが続くと思いますので、ぬブロでは今後も鬼Tip'sの動向に注目していきたいと思います。(ていうか他に書くことが無い)

以上です。

 

以下関連記事です。鬼タップやBIZENなど牛革タップの魅力をまとめています。牛革タップ未経験の人はぜひこちらの記事を読んでみてください。

牛革タップって、何がそんなにいいの?

 

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