耐久性に優れ、希少で高級感のある象革。
ビリヤードキューの革巻き用としても徐々に人気が出てきています。
とは言え、実際象革を巻いたらどんな感じになるかわからない人も多いと思います。
というわけで象革巻きのビリヤードキュー集めました。
革の巻き替えを検討中の方は参考にしてください。
この記事の内容 |
1.象革購入時の注意点
象革巻きのキューを紹介する前に、象革購入時の注意点から説明します。
(1) 偽物に注意!
象革はワシントン条約で輸出入が厳しく制限されている革、希少で高価です。
ビリヤードグリップ革巻き用のものなら、2~3万円するのが普通です。
ヤフオクなんかだとずいぶん安いものも売っていますが、中には普通に偽物も混じっているようです。
くわしくはバールアンドグレインカスタムキューさんのこちらのFB投稿をご覧ください。
安いのは魅力ですが、偽物をつかまされるリスクもありますので、象革は高価なものだと考えて、ちゃんとしたお店で買うほうが安心です。
(2) 象革は薄く漉くのが難しい革
象革は厚みがあり、かつ毛穴が他の動物の革に比べると大きいという特徴があります。
ですので象革は薄く漉くと毛穴が無数にあらわれてきます。
これは僕が持っている2mm厚の象革ですが、光にかざすとこんな感じで毛穴があるのがわかると思います。スマホで見るとわかりづらいかもしれませんが、白くポツポツ見えるのが毛穴です。
2mm厚でもこれだけの毛穴があらわれます。
ビリヤードキューのグリップ用の革は0.6mm厚がベストですが、それぐらい薄く漉くと当然毛穴も大きくなります。
このように。
出典:ニューアート
けっこう目立ちますよね。
なので、毛穴が見えないようにわりと厚めに漉かれた状態で売ってたりもします。ひどいのは1mmとか。それだとグリップにかなり段差ができます。
厚い革でも別たちや革包丁で自分で漉くこともできるので、厚い革を安く買って自分で漉けばいいじゃんて思う人もいるかもしれません。
牛革ならそれでも良いのですが、象革は確実に大きな毛穴が出てきますので、自分で漉くのはやめたほうが無難です。
値段は高くても、ちゃんとしたところで0.6mmに漉かれたものを買うのをお勧めします。象革ならNaollyが一番良いかと思います。
なお、象革の雰囲気をもう少し知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。動画で紹介しているので、独特な風合いが伝わるかと思います。
2.象革巻きのビリヤードキュー集めました
ここから象革巻きのビリヤードキューの実例を貼っています。
ぬブロが画像の使用許可をもらっているニューアートさんでは象革巻きは19本のみでしたが、象革を巻いたらこんな感じになるっていうのは伝わるかなと思います。
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
出典:ニューアート
3.まとめ
いかがでしたか?
リザード革ほどメジャーではありませんが、徐々に人気が広まってきている象革巻き。
高価ですのでリザード革ほど普及はしないかもしれませんが、その分、他の人とかぶりにくく特別感もありますので、ワンランク上の革巻きをお探しの方にはベストチョイスになるかと思います。
耐久性も高いため、ちゃんとした象革を一度巻けば、長く使えますよ。
この記事が革選びの参考になれば幸いです。
他にはこんな記事も書いていますので、良かったらあわせて読んでください。