先日作り方をアップした肉盛りチョークホルダー、さっそくオーダーいただきましたので、今回はその製作記です。
自分用のメモみたいなものですが、ところどころ前回のものより工夫した部分とかありますので、作りたいと思っている方は最後までお付き合いください。
前回の記事はこちら。
この記事の内容 |
1.今回のオーダー
今回はTwitterで相互フォローさせていただいているアキさんからのオーダーです。
まだ僕が切って貼るだけしかできなかった頃から僕の自作品に興味を示してくれていて、僕がレザークラフト始めたってTweetしたらすごく楽しみに待っていてくれた人です。
もう少し練習してからってことでお待たせしていたのですが、先日記事にしたチョークケースセットもそれなりに形になり、そろそろいけるかなってことでオーダーを受けることにしました。
アキさんのオーダーはこのお手持ちのTicoのチョークケースに合わせたマグネットホルダー。デザインはお任せ。
ふたのほうはまだ明るい色ですが、ケースのほうがだいぶ使い込んで色も深みが増していますね。
これに合う革が手元になかったので、近所のイオンに入っている手芸店で見つけてきたのがこちらの山羊革。ついでに似た色の糸も小分けで安く入手できました。こういうのって不思議と縁があるんですよね。
デザインはお任せってことでしたので、前回同様、肉盛りマグネットホルダーを作っていきます。
2.Ticoのチョークケースに合わせた山羊革のマグネットホルダー
作り方は基本的に前回と同じなので、違う部分とか工夫した部分を中心に書いていきます。
まずは材料をカット。
土台の床革には糸と合わせたピスタチオカラーを選びました。コバの断面からこの色が見えると良いかなと思いまして。
今回、土台が1枚多いです。それはなぜかと言うと、アキさんのチョークケースは少し浅く、僕のと同じようにケース側に磁石を2枚重ねるとチョークが上に出過ぎていまいちになりそうだったので、ホルダー側の磁石を倍にすることにしたからです。
なので、土台を高くして、磁石を2枚ずつそこに埋めこむような仕様にしています。
それでも磁石がけっこう飛び出てきた上に、そこにかぶせた羊革が牛革よりも伸びが悪かったので接着に苦労しました。
そして肉盛りですが、前回作った僕のチョークホルダー、少し磁石の丸い形が表面に浮き出てしまったので、肉盛りの下側にセリアで買ったパターンシートという0.3mm厚のプラ板を貼ります。これで丸は浮き出ないはず。
これをさっきの土台に貼って、上から山羊革を貼り付けます。そして前回同様、コンパスで縫い線を引いていくわけですが、山羊革の表面が丈夫すぎて線がほとんど見えない。。傷が目立たないっていうのは良いことなんですが、こういう難しさもあるんですね。ネジ捻とかちゃんとした道具を買ったほうが良いのかも。
仕方ないので、肉盛りに沿って菱目打ちで慎重に当たりをつけていきます。それもほとんど目立たないんですけどね。。
それでもがんばって穴を開けていきます。
あとは縫い合わせていきます。前回の糸は0.5mmでしたが、今回買った糸は1mmでした。倍の太さなので縫うのも大変でしたが、無事に縫い終わりました。
あとはコバを磨いて完成!!
山羊革を使ったのは初めてで、きれいにコバを磨けるか心配でしたが、ちゃんと艶が出てくれて良かったです。使ったのはトコノールだけです。
土台のグリーンとステッチの色もマッチしていていい感じだと思います。
裏側の出来も悪くないかなと思います。
磁石2倍なので厚みもあってしっかりした作りです。
前回の僕のと比べると1.5倍ぐらいの厚みがありますね。
後日、アキさんからチョークケースとの2ショット写真もいただきました。革も糸もカラーがぴったりでした♪
心配していた磁力も問題ないそうで良かったです。
3.まとめ
まだ覚えて間もないレザークラフトですが、とても楽しいです。
興味があるけど一歩踏み出せないという人もぜひやってみてください。
これからも色々作って記事にしていこうと思います。