ビリヤードの革巻きにはどんな接着剤を使えばいいの?
接着剤には水性と油性あるけどどっちがいいの?
そんな疑問にお答えします。
この記事の内容 2.ビリヤード革巻きに使う接着剤は木工ボンドが良い4つの理由 3.ビリヤード革巻きでの木工ボンドの使い方 |
1.【結論】ビリヤード革巻きに使う接着剤は木工ボンドが最適
タイトルの通りです。これを使いましょう。
2.ビリヤード革巻きに使う接着剤は木工ボンドが良い理由
理由は以下4つです。
・どこにでも売っている
・革に付着した汚れを落としやすい
・巻き替えの時に革を剥がしやすい
・木工ボンドでも接着に問題はない
ちょっと補足します。
(1) どこにでも売っている
こんなのは補足するまでもありませんが、どこでも売ってますよね。手に入りやすいっていうのはとても大事なことだと思います。
(2) 革に付着した汚れを落としやすい
革巻きをする時は接着剤の塗りむらがあるとあとで剥がれてしまったり、中に空気が入ったりしてしまうので、あまりけちらずに塗ったほうがいいんですが、そうすると革の継ぎ目からボンドがはみ出てくるので、それを都度拭きとります。
当然革の表面がボンドで汚れてしまうんですが、水性の木工ボンドなら拭き取るだけで簡単に落ちるので、仕上がりもきれいになります。
ちなみに木工ボンドには緑色の容器の多用途タイプもありますが、普通の黄色いほうにしましょう。
多用途タイプも水性なんですが、速乾のせいか革を汚しやすいです。
(3) 巻き替えの時に革を剥がしやすい
自分で革巻きをする場合、まずは元の革巻きを剥がすところから始めますが、実はここがかなりの重労働です。
木工ボンドのような水性接着剤なら、ある程度カッターで削った後、
水をかたく絞った布巾でごしごし拭き取ればこんなに↓きれいになります。
油性だったらそれでは落ちないので、やすりで削ったり、薬品で落としたりしないといけないので余計な手間がかかりますね。
余談1
「革巻きを依頼できるビリヤードの工房10選【選び方解説つき】」の記事でも紹介したステラ、格安のトカゲ革巻き、即日対応が魅力ですが、油性接着剤を使ったキューの場合、下処理に手間と時間がかかるので、追加料金¥1,000~¥2,000、時間も30分~1時間長くなるとサイトに明記しています。
こういうこともあるので、なおさら水性接着剤を選びたいですね。
余談2
僕が以前友達に頼まれて革巻きしたスポーツラップのプレデターBK2、ラバーみたいなものが巻いてありますが、それを剥がすのに3時間以上かかりました。
革巻きをする前に腕はパンパンで追加料金とってやろうかと思いましたよ。
あれが油性接着剤なのかは定かではありませんが、革巻きやるぞ!って思って張り切って初めたら革剥がすのに3時間とかいきなり心折れますよね泣
(4) 木工ボンドでも接着に問題はない
でも木工ボンドなんかじゃすぐ剥がれちゃうんじゃないの?って思うかもしれませんね。
そりゃボンドが乾く前からハードショット繰り返したりしたら、革がずれたりしちゃうと思いますが、隅々まで塗りむらなくしっかり塗って、その後ちゃんと乾かしてから使えば、剥がれるようなことはまずありませんからそんな心配は無用ですよ。
3.ビリヤード革巻きでの木工ボンドの使い方
(1) 水で薄める
木工ボンドはそのまま使うのではなく、ボンド9:水1の比率で薄めて使います。
これは8:2じゃだめなの?とか検証したわけではありませんが、この比率を勧めているサイトが多いですし、僕自身この比率でやって不具合などありませんでした。
水で薄めたほうがボンドがのびて塗りやすいですし、かと言って水を多くし過ぎると接着力が不足しますし、キューに水を吸わせてしまうので、9:1くらいがベストなんだと思います。
(2) 刷毛で塗る
こうやって刷毛で塗ります。
手で塗ってもいいと書いてあるサイトもありますが、ボンドが付いた手でキューをベタベタ触ると汚れますし、グリップ上下の隅々までむらなく塗るのは刷毛のほうがやりやすいと思います。
4.まとめ【ビリヤード革巻きの接着剤は木工ボンド一択】
いかがでしたか?
もう悩む必要はありませんね。
100均で買えますし、木工ボンド以外を選ぶ理由がありません。
革巻きの技術も大事ですが、正しい道具選びをしたいですね。
なお、こちらの記事で革巻き手順はもちろんのこと、革選びや道具選びから細かく解説しています。
ぜひ革巻きの参考にしてください。
今回はこれだけです。
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