タップ交換初心者にとって最大の難所は側面削りですが、なめてはいけないのが先角の水平出し。
それを完璧にこなせるアイテムを紹介します。
1.先角の水平出しをなめてはいけない
タップ交換の記事でも書いたんですが、先角の水平出しには「平面出し」と「水平出し」という2つの目的があります。
平面出しは文字通り表面を平らにすることですが、水平出しは表面を水平にするということです。
難しいのは水平出しのほうです。
目視で完全な水平を出すのって難しいと思います。
下は極端な例ですが、ちゃんと水平出しできていないとこうやって斜めになっちゃいますね。こんな先角にタップつけたらどうなるんでしょうか笑
2.先角水平君5.0|先角の平面出しと水平出しに大活躍!
先角水平君は水平出しが完璧にできるよう、刃を先角に垂直に当てることができるアイテムで、簡易旋盤のデザイヤも製作している若井製作所の商品です。
モスモスさんにモニターのお話が直接きたそうです。さすがタップ神!
使い方はモスモスさんのTweetを読んでみてください。
くくるすさんから提供していただいた先角水平君5.0のモニターを務めさせていただくこととなりました。https://t.co/umUATerPlY
ぼくはカッターの替刃を使って先角の平面出しをしているのですが、慣れない人だと怪我をしたり、斜めにしてしまうこともあると思います。続きます pic.twitter.com/lYrVJVzZDw
— モスモス (@mosmos90054560) March 29, 2022
ちょっと補足しますと、上が新バージョンの5.0、下が旧バージョンの3.0です。
3.0は刃の位置を変えられないので、使える部分が青丸のとこしかないという問題がありましたが、それを改良したのが上の5.0。
赤丸のところに穴が追加になっています。
5.0では右側のねじで刃の穴の部分を固定して、なまってきたら刃を折って、ねじの固定位置を左にずらしていくという使い方ですね。
個人的には丸い穴じゃなくて横長の楕円の穴にしたほうが位置調整の融通がきくと思ったんですがどうだろうか。カッターの刃って折り線の位置が微妙に違ったりしないのかな?
失敗すると折り線とは違うところで折れちゃったりもしますし。
これを使ってモスモスさんがタップ交換してる様子はこちら。動画とかはありませんが。
さてと。。 pic.twitter.com/gmdDb8CY4G
— モスモス (@mosmos90054560) March 29, 2022
3.先角水平君の購入は
こちらです。
個人的にはもう少し安いといいのになあと思うんですが。
モニターのモスモスさんが使ってみて、何か問題などあれば、また改良されていくと思います。
先角の水平出しを簡単、完璧にこなしたい方は、試してみてはいかがでしょうか。
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