毎度毎度チョークケースばっかり作ってますが、今回はちょっと違ったもの作ってみました。
| この記事の内容 |
1.今回のミッション
鬼タップでおなじみの牛王さん、実はこれまで色んなものをいただいていながら、お礼とか全然してませんでした。
というのも僕がするお礼はいつも自作品なんですが、牛王さんって自作のレベルが僕なんかと全然違うんですよね。キューケースとかすごいの作ってるし。
そんな人に何か自作品あげますよなんて恥ずかしくて言えずにいたんですが、このたびなんとぬブロ式チョークケースセットを作ってくれないかとのこと。牛王さんのとお友達の分。
お友達のは8角形のプレデターチョーク用、牛王さんのは富士チョークっていうやたらとのっぽのチョークでどちらもふた付きです。
というわけで今回はそれらの製作記ですが、今回一番のこだわりはマグネット固定式のふたなので、そこらへんメインで書いていきます。
2.プレデターチョーク用8角形ケースとマグネット固定式のふたを作る
まずはケースから。
最初は4角形のケースと同じでこういう型紙をベースに作ろうと思ったんですが、いびつになってうまくいかず。。

この方式はあきらめました。
まずはケースの底部。8角形に切った厚紙に16mmのネオジム磁石を入れられる穴をあけ、それを何枚か貼り合わせます。

そこに磁石を仕込んで内張の革を貼る。

次に側面。こっちはさっきの底の部分より薄い厚紙で、そこにトカゲ革を貼ります。

こうやって裏表を折り返して貼ります。

これに8角形の折り目をつけながら、さっきの底の部分の側面に多用途木工ボンドで接着。

最後にテープで仮留め

ふたをマグネット固定式にするにあたって、ケースのほうに仕込みが必要です。
使うのがこれ、セリアで買ったブリキプレート。磁石にくっつきます。厚み0.3mmぐらいではさみで自由にカットできます。

これをさっきのケースの土台にぐるっと1周巻きつけます。


ちなみに今回、この上に巻くトカゲ革が少し厚みがあってしかもだいぶゴツゴツしてるので、0.3mmぐらい下に厚みが増す部分があっても表面には浮いてこないんですが、薄くてスムースな革を上に巻く時は、下の段差が浮いてきちゃうので、ブリキプレートの段差が出ないようケアをしたほうが良いと思います。
そのトカゲ革というのがこれですね。超ワイルド

これをまずは底に貼ります。

そして側面にも。ふたをかぶせた時、ケースとふたの境目がわからないようにしたいので、上側のコバはあえて磨きません。

これでケースは完成。
次にふた。ここまではケースと同じように作ります。

そしてふたにつける磁石のパーツを作りますが、ふたの側面に巻くトカゲと垂直になるように、1センチぐらいの太さにカットした厚手の牛革を縫い付けます。縫うのが面倒ならボンドで貼るだけでも良いと思いますが、このトカゲ革ゴツゴツしてて接着しにくそうだったんで、ちゃんと縫いました。

牛革の両端にくっついてるのが、ダイソーで買った8個入りのネオジム磁石。この磁石は6mm径ですが、牛革の両端に5mmのポンチで穴をあけてこの磁石をはめこんでます。けっこう無理やりはめこんだ結果、そう簡単に外れそうになかったので、特に接着などはしていません。
で、これで8角形の対辺にあたる位置を慎重に確認して、そっち側も縫い合わせます。ここのやり方はちゃんと説明できません。がんばってやりましたとしかw
あとで思いましたが、トカゲ革を半分の長さにカットしてやればこんなに苦労することはなかったですね。

これを側面に貼ればふたも完成

ケースにかぶせてみます。ぴったり!

狙い通り、ぱっと見ではふたとケースの継ぎ目がわからないと思います。ちゃんとトカゲ革の模様がケースとふたでつながるように位置合わせをしたのもこだわりポイントです。まあこの裏側はちょっとずれてるんですが笑
こうやってふたのほうを持っても磁石で固定されてるので外れません。そんなに磁力は強くないので、振ったりしたら外れちゃいますが、キューケースの中に入れとく分にはたぶん大丈夫なんじゃないかと。

あとはこれに合うチョークホルダーも作りました。



てことで、全部完成!!






3.牛王さんのチョークケースセット
8角形のケースがインパクトありすぎておまけみたいになっちゃいますが、牛王さんのも同じ構造で作りました。


チョークが長いので、ケースも縦長ですw



ちなみに、チョークの底にさっきのブリキプレートを貼ってます。

これを貼っとくと、チョークケースが多少緩くても、このプレートとケースに内蔵した磁石がくっつくので、チョークが外れたりしません。超おすすめ。
2セット並べて撮ってみました。

以上です。
過去の作品はこちら。
