これまで2話にわたって書いてきましたimp。
試してみたいと思った人もいると思いますので、依頼方法や注意点を説明します。
今回がimpの最終話です。
impって何?って方はまずこちらの記事↓をご覧下さい。
ユーザーレビューはこちら↓
この記事の内容 |
1.impはこんな人におすすめ
シャフトが硬く強くなる、音や打感が良くなるなどimpのメリットは色々ありますが、特に以下のような人におすすめです。
・ハードショットやスピン多めのショットを使うことが多い人
・上記のようなショットが安定しない人
・音や打感の良さを重視する人
シャフトが硬くなることで切れやパワーが増す傾向にありますので、ハードショットやスピン多めのショットを使うことが多い人の場合、impをすることで手球を動かすのが楽になると思います。
また、シャフトが負けにくくなることで、想定外のシャフトのしなりが減り、入れや手球のラインも安定するようになると思います。
そして音や打感は良くなる傾向にありますので、そこを重視する人にももちろんおすすめです。
2.impの注意点
色々とメリットが多いimpですが、以下のような注意点があります。加工を依頼する前によく検討しましょう。
・元に戻せない
・効果が出にくい/変化を感じにくい場合がある
・人によっては合わない場合がある
・加工後に削ると効果が薄まる
以下に詳しく書いていきます。
戻せない
まず1点目、擦り込んだ樹脂ですが、硬すぎるからやっぱり元に戻したいと思っても取り除くことはできません。本当に今より硬いほうが良いのか、それが自分に合っているのか、よく考えてから依頼をしましょう。
効果が出にくい/変化を感じにくい場合がある
impはシャフトの密度を増して硬くする加工のため、すでによく締まっていて硬いシャフトだと、効果も出にくくなり、変化もあまり感じられない場合があります。
先日の第2話で紹介したCさんのレビューが良い例かなと思います。
また、変化を感じやすいかどうかは、その人の感覚の鋭さやプレースタイルなどにも依存するのかなと思います。例えば僕の場合、音の変化はほとんど感じなかったのですが、それは僕が鈍いだけかもしれません。あとシャフトが負けにくくなるというのもimpのメリットですが、そもそも普段からシャフトが負けるほどキューを突っ込むような球を撞かない人なら、その点で変化は感じられないと思います。
人によっては合わない場合がある
シャフトが締まって硬くなるわけですが、硬いシャフトだと柔らかいシャフトよりも撞点とかストロークとか色々ごまかしがきかなくなってきます。
硬い方がキュー切れが増すという人がいる一方で、硬くすることでタイミングが合わなくなり、今までよりも切れなくなるということもあり得ます。そうならないためにも可能なら誰かに硬めのシャフトを撞かせてもらったり、身近な上手な人にアドバイスをもらったり、事前に確認をしておくことをおすすめします。
加工後に削ると効果が薄まる
impはシャフトの表層部分に樹脂を擦り込んで硬くするため、そこを削ってしまうと効果が薄まります。ニスを落とす程度に軽くやすりがけするぐらいなら問題ないと思いますが、テーパーを変えたりすると擦り込んだ樹脂が全部削られてしまうこともありえますので、テーパー変更するならimp加工をする前にやっておきましょう。
3.impの依頼方法、料金、工期
(1) 依頼方法
牛王さんのTwitterアカウント、または以下問い合わせ先に直接ご連絡ください。
Twitterアカウント
問い合わせ先:ckcustombuild884@gmail.com
(2) 料金
シャフト1本あたり13,000円+往復送料が依頼主負担になります。
シャフト返送時は着払いです。
(3) 工期
約1か月です。
ただし、消臭効果の出方に個体差があるため、前後する場合があります。
(4) 依頼時の注意点
シャフトを発送する際、同封物はシャフトだけにして、ジョイントキャップやタップキャップ等は発送しないでください。
紛失しても責任は負えないそうです。
梱包方法は任意ですが、大きいキューケースに入れると送料も高くなりますのでご注意ください。
4.まとめ
3話にわたって書いてきたimpですが、今回で最終話です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
まだまだユーザー数は少ないimpですが、プロの方からの問い合わせも何名かきているそうなので、これからユーザーも増えていくと思います。
手持ちのカスタムキューのシャフトがスカスカで使えない、シャフトのパワーをもう少し上げたいなどシャフトで悩んでいることがあるのなら、ぜひimpを検討してみてください。
眠っていたシャフトが生まれ変わるかもしれませんよ。
以上です。
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