エボナイト|ブレイクキュー・ジャンプキュータップにおすすめ

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今、Twitter界隈でブレイクキュー、ジャンプキューのタップとして最強と話題になっている素材があります。

その名は『エボナイト』。タップの名前ではなく、素材の名前です。今回は珍しく時事ネタです。

2021/8/24追記
最強と話題になったエボナイトに割れるという問題が発生していますので、くわしくは「エボナイト割れる問題とPEIタップ、それとピカピカBIZEN」の記事もぜひご覧ください。2022/5/23追記
とは言え、エボナイトの打感が好きな人は今でも一定数いますので、そういう人のために有益情報を紹介します。

まだエボナイトが普及する前に、某ビリヤードメーカーにエボナイトを紹介した人からの情報ですが、エボナイトをブレイクキューに付ける場合は7mm、ジャンプキューに付ける場合は8mmの厚み(タップ底面から先端まで)を確保すると割れにくいそうです。(割れないというわけではありません)

エボナイトは6.5mmより薄くなると、一気に割れやすくなるそうで、ブレイクには7mmというのはゴムの弾力が出にくくなるギリギリの厚みが7mmということ、ジャンプに8mmというのは、ゴムらしさの恩恵を受けながら手球をコントロールできる厚みということだそうです。

ただしこれは黒色単色のエボナイトのデータで、他の色やマーブルなどは不明です。

また、エボナイトは弾力が十分にあるため、それほどアールをつけなくても、しっかりと食いつくそうです。

エボナイト好きの方は参考にしてください。

 

この記事の内容

1.エボナイトとは

2.ビリヤード業界とエボナイト

3.Twitterのエボナイト騒動

4.SOさん、エボナイト屋を始める

5.エボナイトのタップ交換方法

6.まとめ




1.エボナイトとは

エボナイトとは1839年に発明されたゴムが主原料の素材で、ゴムと硫黄を混合、加熱して作られます。ゴムと言っても弾性は少なく、非常に硬い素材です。原料はゴムですが樹脂に分類されるみたいですね。

主な用途としては、万年筆、楽器のマウスピース、喫煙具(パイプ)などがあり、昔はボーリングの球にも使われていたそうです。

 

2.ビリヤード業界とエボナイト

ビリヤード業界でもエボナイトは以前から使われていて、早川工房は先角の素材として扱っていますし、アダムのジャンプキュー「KEN」、最近発売になったブレイクキューの「SPEAR」のタップにも採用されています。ゴムとは言え樹脂ですから、「樹脂タップ」に分類されると思います。

キュー アダム SPEAR(スピア)ブレイク
SPEARのタップ 出典:ニューアート

 

3.Twitterのエボナイト騒動

これには登場人物が2人います。

1人目はぬブロに何度か登場いただいている超こだわり派のSOさん、以前から先角の素材にはエボナイトが最適だと言っていて、Geezシャフトの先角をエボナイトにしています。シャフト発注の際、わざわざ自分でエボナイトの丸棒を入手してGeezさんに送ったみたいです笑

エボナイトの先角

エボナイトはもともと黒檀(エボニー)のように黒いことから、エボナイトと名付けられているので、さっきのSPEARのタップのように真っ黒ですが、色々なカラーバリエーションがあって、SOさんの先角はベージュです。

でこのベージュに交換する前は、下の画像、黒×ベージュ、

エボナイトの先角2

その前使ってた風神シャフトはこちら、これも黒×ベージュ。こちらは模様がはっきり出てて個性的ですね。それにしてもタップ交換が上手ですね♪美しい仕上がりです。

エボナイトの先角3

下の画像はSOさんが早川工房に送ってもらった丸棒の画像ですが、こちらは赤×黒です。木目みたいですね。

エボナイト丸棒

他にも渦巻模様もあったり、カラーバリエーションも青、緑、黄とか色々あります。

話がそれましたが、2人目の登場人物はTwitter界隈でタップの神とあがめられている方。BIZENタップの発売前の試打とかも頼まれていたみたいです。

余談ですが、先日Twitterからやたらとぬブロにアクセスくるなと思ったら、その神様が僕の「これで手裏剣|ビリヤードチョークの正しい塗り方、まちがった塗り方」の記事をシェアしてくださっていた。ありがたや。

その方は最高のタップを探し求めて色々なタップを試されているのですが、エボナイトの丸棒を持っているSOさんが、ブレイクキューとジャンプキューのタップ用に丸棒をカットしてその方にお譲りしたんですね。

でさっそくエボナイトタップを試したタップの神様のレビュー、

『歴代ナンバーワンのブレイク、ジャンプタップ』

ブレイクキューのタップとしてはパワーと手球コントロールのバランス、ジャンプキューのタップとしては飛ばしやすさとスピンの乗せやすさのバランスが最高に良いみたいです。

原料がゴムなので、他の樹脂にはない適度な弾力があってそういう性能になるのかもしれませんね。

と、この出来事を発端に「エボナイトタップがすげーらしい」という感じで、ちょっとしたエボナイトブームがきています。




4.SOさん、エボナイト屋を始める

エボナイトの丸棒を2本持っているSOさん、先日からメルカリでタップ用にエボナイトを切り売りしていますw

メルカリ出品のエボナイト

4/8の日中に3個出品していましたが、速攻で売れてました。今見たらその後も出品してますね笑

今後エボナイト売る人も増えてくるかもしれませんが、今のところエボナイト屋はSOさんだけですね。今後もSOさんが気まぐれに出品すると思いますので、要チェックです!

 

5.エボナイトのタップ交換方法

SOさんにエボナイトを譲ってもらいましたので、エボナイトのタップ交換方法をこちらの記事にまとめました。全部手作業です。

樹脂タップ交換|エボナイトの取り付け方法(動画あり)

 

6.まとめ

いかがでしたか?

エボナイト、気になって仕方ないですね。人によって合う合わないはあるかもしれませんが、これだけ評判が高いなら、機会があればぜひ試してみたいですね。

他にはこんな記事も書いていますので、良かったら読んでください。

【Twitter情報】ブレイクタップレビュー~カムイSAI、サムサラ、ゲイター

ビリヤードタップ【性能の違いと選び方】おすすめも紹介

ビリヤードタップ交換方法【失敗しない手順まとめました】動画あり

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