ビリヤードのチョークの正しい塗り方、まちがった塗り方を解説します。
これであなたも手裏剣です。
この記事の内容 1.これで手裏剣|ビリヤードチョークの正しい塗り方、まちがった塗り方 2.まとめ |
1.これで手裏剣|ビリヤードチョークの正しい塗り方、まちがった塗り方
(1) チョークを塗る目的と注意点をおさらい
まずは大事な点をおさらいします。
① チョークを塗る目的
チョークを塗る目的、それはずばり「滑り止め」ですね。これは誰でもわかると思います。
ただ勘違いしやすいのは、手球の中心を撞くだけならチョークなんか塗らなくても滑らないということです。この点がこのあと説明する”どこにチョークを塗るのか”につながります。
② 注意点
ビリヤードのチョークには研磨剤が配合されています。この研磨剤により、チョークを塗るたびにタップは摩耗し、撞くたびに手球に傷がつきます。
ルーティンとして1球撞くごとにチョークを塗る人は多いと思いますし、それはそれで全く悪いことではないのですが、タップを長持ちさせたいなら、手球をなるべく傷つけないようにしたいなら、チョークを塗るのは必要最低限にすべきです。
(2) ビリヤードチョークの正しい塗り方
① どこにチョークを塗るのか
ここです。中心ではなく周りの部分。
上でも書いた通り、中心撞きをするだけならチョークを塗る必要はありません。滑り止めとしてチョークを塗る必要があるのは、手球の上下左右の撞点を撞く時です。そしてその時にタップが手球と接触するのがアールのエッジの部分ですね。上の写真はちょっと塗り過ぎかも、もっと外側だけでいいかもしれませんね。
習慣的に頭頂部の部分にもチョークを塗ってしまいがちですが、実はそんなに意味がありません。というかタップを無駄に摩耗させ、手球を無駄に傷つけるだけです。
とは言え、わかってはいても塗ってしまうんですが、それはそれで別に良いとして、「アールのエッジの部分に塗る」ということを意識しましょう。
② 間違ったチョークの塗り方
まずはよくありがちな間違った塗り方ですが、チョークの中央の穴にグリグリとねじ込むような塗り方は間違っています。このやり方だとタップの中央にチョークは塗れますが、エッジの部分にはきれいに塗れません。(下の動画で実演しています。)
これだと中央の穴がどんどん深くなり、ちゃんとチョークのメンテナンスをしていない漫画喫茶みたいなチョークになります。
こんな感じですね。これはまだましなほうです。
これではちゃんと塗れないですし、先角が汚れるし、かなり使いづらいですよね。
つまり、下の画像みたいなチョークケースの穴にキュー先を突っ込んでグリグリ塗るのは間違っているということです。興味がある人はこちらの記事も読んでください。
③ 正しいチョークの塗り方|これで手裏剣
次に正しい塗り方です。
タップのエッジをチョークの中心に押し当てて、チョークの中心からコーナーに向けてチョークを動かして塗ります。下の画像の方向です。
この時、もう片方の手の指でシャフトをくるくる回転させて、タップのエッジ全体にチョークを塗るようにします。言葉ではうまく説明できないので下の動画を見てください。
この塗り方を実践すれば、チョークは勝手に手裏剣模様になっています。僕の手裏剣はそんなにかっこよくないですけどね。。
チョークは回しながら塗るべき? きれいな手裏剣模様になるように、四隅が均等に削れるように、チョークを回しながら塗ったほうが良いのでは?と思う人もいると思いますが、その必要はありません。勘違いしがちですが、目的は手裏剣にすることではなく、ミスキューしないようにアールのエッジにチョークを塗ることです。 チョークをわざわざ回転させなくても、4分の1の確率で使うチョークの位置は毎回変わるので、無意識に使っていてもだいたい4方向に均等に削れ、気がつけば手裏剣模様になっていると思います。 |
2.まとめ
いかがでしたか?
チョークを正しく塗れば、以下のようなメリットがあります。
・ミスキューを防げる ・タップが長持ちする ・手球の傷、汚れが減る ・スキッドが減る ・台の汚れが減る ・チョークが長持ちする |
他にもあるかもしれませんが、良いことづくめですね。明日から実践してみてください。
チョークに関連して、他にもこんな記事を書いていますので、あわせて読んでみてください。
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