革巻き後の全体写真

ビリヤードキューの革巻き価格【安けりゃいいってもんじゃない】

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ビリヤードキューの革巻き価格ってどれくらいなの?

職人に頼んだらいくら?
友達が¥5,000でやってくれるって言うんだけどそれってお得?
自分で革巻きするならいくらでできる?
安い革が売ってるんだけどそれって大丈夫?

そんな疑問にお答えします。

安いモノにはワケがあります。
そのへんをちゃんと理解して、自分に合った選択をすれば、損をしたり後悔したりすることはないと思いますよ。

 

この記事の内容

1.ビリヤードキューの革巻き価格相場
(1) 職人に頼んだらいくら?
(2) 革巻きができる知人に頼んだらいくら?
--¥5,000くらい払うべきじゃないの?
(3) 自分で革巻きするならいくら?

2.ビリヤードの革巻き価格 安いモノにはワケがある
(1) プロと素人で革巻き価格が全然違う理由
--プロの仕事の話 その1
--プロの仕事の話 その2
--素人の仕事の話 その1
--素人の仕事の話 その2
(2) 同じ革でも革の価格が全然違う理由

3.まとめ【安さの理由を理解して後悔しない選択を】

 

初めてのマイキューの革巻きは当時通っていた店の常連に革代込みで¥3,000でやってもらいました。

2本目の革巻きは職人に頼みました。確か豚革の革代込みで¥10,000だったと思います。

そしていつしか自分で革巻きができるようになって、自分のキューは全部自分で革巻きしています。

友達のキューの革巻きを2本セット、革代込みで¥5,000でやったこともあります。

そうやって色々経験した僕がビリヤード革巻き価格について解説します。

1.ビリヤードキューの革巻き価格相場

(1) 職人に頼んだらいくら?

ショップによって価格にひらきはありますが、中間をとるとだいたいこんな感じですかね。革代込みです。

牛革、豚革: ¥9,000
トカゲ革: ¥22,000
サメ革:  ¥15,000
象革:   ¥30,000

革巻きをしてくれる工房は全国各地にあると思いますが、価格をHPでは公開していないお店もあります。

あるお店に聞いたのですが、価格をHPにのせていないのは革の価格が変動すると革巻き価格も変わるからだそうです。

なお、ショップによって設定価格にひらきはあるんですが、それについて僕みたいな素人がどうこう言うこともできません。というか根拠とかは全くわかりません。

高く設定しているところはそれなりに実績があって、高くしても依頼がくるという自信のあらわれでしょうか?
安くしているところはお得感を出すため?それともそんなに実績もないのであまり高く設定できない?
色々と思惑はあるのだと思います。

ショップによって細かい部分へのケアなど差は出てくるとは思いますが、表面的な仕上がりだけ見れば素人が見てわかるような差はないように思うので、予算の都合で安さ重視でショップを選ぶのもありだと思います。

(2) 革巻きができる知人に頼んだらいくら?

価格設定は人それぞれで、実績や腕前によっても変わるとは思いますが、僕が思う適正価格はこれくらいです。
革代は除きます。

¥3,000~¥4,000

あくまで主観ですが年間に何本ぐらい革巻きするかでこんな感じ↓で価格も変わるイメージです。参考までにプロも載せてます。

プロ:               ¥7,000~
素人上級者(年間革巻き数 10本以上):¥5,000
素人中級者(年間革巻き数 5,6本):  ¥4,000
素人初級者(年間革巻き数 1,2本):  ¥3,000

たぶん身近で革巻きできる人ってほとんど初級者でたまに中級者がいるくらいだと思います。
という前提で¥3,000~¥4,000を適正価格としました。

年間1,2本しかやらない初級者は、おそらく自分の中でちゃんとした手順が確立できていないんで、毎回手探りなんじゃないですかね。そもそもやり方忘れますよね。それじゃ品質も安定しないです。

年間5,6本くらいの中級者だと、2ヶ月に1回やってるペースですから、かなり手慣れてきますよね。自分なりの手順も完成してくると思います。
ただ同じ本数でも、毎回違うやり方で何となくやっているような人は初級者とたいして変わらないと思います。

年間10本とかになってくると、毎月1本やってますから、かなり手慣れてるでしょうね。本数が多い人はプロレベルくらいの人もいると思います。そういう人なら¥3,000は安すぎですよね。

¥5,000くらい払うべきじゃないの?

たしかにやる側からしたら¥3,000とかじゃ割に合わないです。

糸巻きから革巻きへの変更だったら楽なんですが、もともと変な革が巻いてあったりすると、それをきれいに剥がすだけで一苦労ですからね。

以前僕が友達のスポーツラップのプレデターBK2の革巻きをした時は、あの変なラバーを剥がすのがめちゃくちゃ大変で3時間以上かかりましたからね。

しかも剥がしてわかったんですが、グリップの段差が1mmぐらいあって、普通に巻いたら厚みが足りないんで、別の革を下巻きする必要がありました。

労力は倍、使う革も倍ですよ。革代込みでたったの¥2,500だというのに。時給でいうと¥500以下だと思います。

でもしょせん素人ですからね。時間がかかるのは本人の腕の問題ですし、本人はがんばってきれいにやったつもりでも、プロの仕事に比べると色々と見劣りする部分があるので安くて当然です。

でもやっぱりやる側からしたらこんな割に合わない仕事はないので、正直他人のキューの革巻きはやりたくないです。

(3) 自分で革巻きするならいくら?

自分で革巻きするなら必要なお金は革代のみです。ざっくりですがこんな感じでしょうか。

牛革、豚革: ¥1,500
トカゲ革: ¥7,000
サメ革:  ¥7,000
象革:   ¥20,000

一応革の価格を載せましたが、同じ革でも革の品質によって全然違います。
安く売っている店やヤフオクなんかだと、上記価格の半分くらいで買うこともできます。あくまでも参考程度にお考えください。

ちなみに革巻きに使う道具ですが、ほとんど100均で買えますので、合計¥1,000~¥1,500ぐらいで揃えられます。

 

2.ビリヤードの革巻き価格 安いモノにはワケがある

ここまで読んでどう思いましたか?

革巻きをショップに頼もうと思っている人は、安いほうがいいからできそうな友達に頼んだほうがいいやって思いましたか?

自分で革巻きする人は、わざわざ高い店で革を買うよりは、ヤフオクで半額で買ったほうがお得じゃんって思いましたか?

でもちょっと待ってください。安いものにはやっぱりワケがあるんです。

(1) プロと素人で革巻き価格が全然違う理由

確かに安いに越したことはないんですが、素人の仕事なんてプロがやった革巻きと比べてみると雲泥の差ですよ。
そりゃ価格にも差は出ますよねって感じです。
エピソードをいくつか紹介します。

プロの仕事の話 その1

経験の浅い素人がやったものは革の継ぎ目やグリップとの境目に隙間や段差があったりしますが、プロは本当にきれいです。

以前セントラルで豚革の革巻きを頼んだんですが、継ぎ目はまっすぐ、隙間や段差はゼロでした。

その革はもう巻き替えてしまったんですが、今思えばプロってすごいなと思います。

プロの仕事の話 その2

これもセントラルに行った時の話。HPを見て気になっていたカスタムキューを見せてもらいました。

巻いてあるのは少しシボ(しわ)が多めの牛革でしたが、どんなに目を凝らして見ても継ぎ目が全く見つけられませんでした。

大袈裟に言ってるわけではなく、本当に全くわからなかったんです。

これ最初から筒状になっていて、そもそも切り目なんかないんじゃないのって目を疑いましたよ。今度また見せてもらおうと思います。

素人の仕事の話 その1

冒頭でも書いた、僕が当時通っていた店の常連に革巻きを頼んだ話です。

当時は初めての革巻きが嬉しくて細かいことは気にしていませんでしたが、今思えば革の質がよくなかったですね。

まず厚みが均一じゃなかったです。場所によってボコって膨らんでましたからね。

あと僕はそんなに手汗をかくほうじゃないんですが、少ししたらすぐに色あせてきて、表面もガサガサになっちゃいました。

当時は気にしてませんでしたが、継ぎ目やグリップとの境目の処理も雑だったんじゃないかと思います。わりとてきとーな人だったんで。

素人の仕事の話 その2

これは僕が友達のキューの革巻きをした話です。

僕は当時、本革ではなくリレザという再生皮革を巻いていました。ワニの型押しがすごくかっこ良くて気に入っていたんですが、それを見た友達から自分のもやってくれとプレーキューとブレイクキュー2本の革巻きを頼まれました。

ただこのリレザ、少し使ってみて耐久性に疑問があったので、1年後くらいに巻き替えが必要になるかもしれないがそれでもいいかと念押しし、さらに革代込みで2本¥5,000とかなり安くした上で引き受けました。

仕上がり自体はきれいにできて友達も満足していたんですが、1年後、やっぱり色落ちして表面もツルツルになってしまいましたね。

ビリヤードエクステンション自作。ついでにショートエクステンションも自作

リレザでキューとエクステンションを革巻き

ちなみにリレザについては「再生皮革リレザのインプレまとめ【長所を活かした活用法も紹介】」の記事にインプレまとめています。ご参考まで。

(2) 同じ革でも革の価格が全然違う理由

同じ革でもモノによっては安い店と高い店で倍くらいの差があると思います。

もちろん経営努力だったり独自の入手ルートがあったりで安くできていることもあるとは思いますが、そうじゃないケースも多いと思います。

やはり安いモノにはワケがあると思っといたほうが安全です。

そもそも安い革って手触りもパリパリだったりカサカサだったりします。

そして一番大きな違いは、ビリヤードの革巻きに適切な厚み(0.6~0.8mm)まで薄く加工してあるかという点です。
ビリヤードグリップ専用と称している革でも、厚すぎるものが平気で売られていますからね。

そんな革を巻いてしまうとグリップとの境目に段差ができて、めちゃくちゃ見栄えが悪いですよ。
せっかく高い革を買ってきて高いカスタムキューに巻いたのに、そんなことになったら激しく後悔しますよね。

象革なんかもともとが厚いですから、薄く加工するのが特に難しいので、ちゃんと薄く加工されたものは高くなる(というかそもそもほとんど売っていない)んですが、ヤフオクなんかで売ってる1万くらいの安いやつだと1.0mmとか平気でありますからね。

そんなのキューに巻いたら段差がひどいですよ。やめといたほうがいいと思います。
1万円どぶに捨てるようなものです。

やっぱりビリヤードグリップ専用の革を売ってるお店で買うのが安心ですね。
ビリヤードキュー専用の革の販売店7選【お得な買い方も紹介】」の記事にまとめましたので、興味のある方はご覧ください。

ただそういうお店でも厚すぎるものとか長さが足りないのとか売ってたりするんですけどね。そのへんの注意点も上の記事に書いてあります。

 

3.まとめ【安さの理由を理解して後悔しない選択を】

いかがでしたか?

革巻きってタップ交換みたいに気軽にできないんで、相場と価格設定の理由を知って自分に合った賢い選択をしたいですね。

ちなみに僕は安いモノを全否定しているわけではありません。

予算というのは一番重要な条件ですからね。
安いモノには安いなりのワケがあることを理解した上で、自分の予算にあった選択をすれば、後悔することはないと思います。

何も知らずに安いモノに飛びついてしまうのは避けましょうということですね。

どうしようか決まったら次のステップですね。

革巻きをプロにお願いしたいと思ったら、こちらの記事↓↓↓をご覧ください。

革巻きを依頼できるビリヤードの工房10選【選び方解説つき】

自分で革巻きに挑戦してみようって思ったはこちらの記事↓↓↓をご覧ください。

革巻きは難しいですが、習得への近道は自分に合ったやり方を確立することだと思います。

繰り返し同じやり方でやってみることで、自分にあったやり方が見つかるはずです。

この記事を読めばそのヒントが見つかると思いますよ。

ビリヤードグリップ革巻きの方法【失敗しない手順まとめました】

以上です。

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