ずっと作ろうと思っていた2代目自作キューケースの製作に着手します。
これから何話かに分けてアップしていきますので、良かったら最後までお付き合いください。
この記事の内容 1.はじめに 2.初代自作キューケースから持ち越した課題 3.オーメンを買ったことで方向転換が必要に 4.2代目自作キューケースのコンセプト 5.まとめ |
1.はじめに
初代キューケースを作ってから、ほぼ3年、初代にはいくつか改善したい点もあったので、2代目を作りたいなと思いつつ、製作に着手しなかったのは、カスタムキューを買ってからにしようと思っていたからです。
僕は革巻きからキューケースから全部同じ革を使いたいというこだわりがあったので、先にキューケースを作っちゃうと、キューもそれに合わせなきゃいけなくなりますからね。
そして先日ようやく相棒オーメンを手に入れ、それに合うミッスーリレザーも買ったので、やっと2代目キューケース製作の準備が整いました。
というわけで、これから作っていきますので、何話かに分けてその様子を書いていこうと思います。
2.初代自作キューケースから持ち越した課題
僕の初代自作キューケースはこちら。
2B3Sのハードケースとして業界最軽量を目指して作りました。
僕は奥さんに嘘ついてこそこそ球撞きしてたんで、とにかく軽くてコンパクトなキューケースが欲しかったんです。
結果、572gという驚異的な軽さを実現しています。
僕はこの初代にはとても満足していて、2年ぐらい使い倒しましたが、いくつか改善したい課題がありました。
・エクステンションとジャンプキューのバットもケースの中に収納する。 ・キャップの部分からの浸水を防ぐ。 ・ベースにもう少しおとなしめの革を使う。 ・エクステンションの出し入れを容易にする。 ・小物入れを作る。 ・内部にクッションを入れる。 |
細かいことは初代自作キューケースの記事に書いてあるので割愛しますが、防水性に一部不十分なところがあったり、使い勝手を犠牲にしすぎた部分があったり、そういうところは2代目で解消したいなと思ってました。
3.オーメンを買ったことで方向転換が必要に
これら改善点を見直しつつ、2代目として作ろうと思っていたのは同じく2B3Sのハードケースだったんですが、オーメンを買ったことで、いくつか方向転換が必要になりました。
・収納本数は2B3Sから2B4Sに ・内部のクッションは必須 |
まず1点目、一番の変更は収納本数です。オーメンは2シャフトですからね。
いつも2シャフト持ち歩く必要はないんですが、今は色々試したいんで、しばらくは両方持ち歩きたいなと。
2点目、キューを保護する内部のクッションはできれば入れようとはもともと思っていたんですが、これまで使ってたのはゴミみたいなキューでしたから、別に無くても良いと思ってました。
でもオーメンは傷つけたくないんで、これはもう必須!
初代のキューケースは軽さとコンパクトさ重視なので、キューをこうやって太いほう、細いほう交互にして、筒(雨どい)にそのまま突っ込むという、超乱暴な仕様。
しかもぎゅうぎゅうにきついのを無理やり突っ込んでます。
内側はプラスチック丸出しですから、これじゃ擦り傷が付きますよね。
こんなとこにオーメンを入れるわけにはいけません。
とは言えガチガチに防御する気はないんで、あくまで擦り傷がつかないようにするだけです。
ミニマリストの僕の最優先事項はあくまでも軽さとコンパクトさですからね。
4.2代目自作キューケースのコンセプト
こんな感じで方針転換などありましたが、最終的な2代目自作キューケースのコンセプトは、
業界最軽量の2B4S本革ハードケース
になりました。
初代はリレザというリサイクルレザーを使っていたんですが、これが0.3mmと極薄なのもあり、めちゃくちゃ軽かったです。
リレザ
でも本革になると重くなりますね。
ぬブロ調べですが、2B4S本革ハードケースとして、最軽量はこれじゃないかと思います。
インストローク ISF-24 出典:ニューアート
これで1.4kgです。
本革2B4Sハードケースとしては抜群に軽いです。これより軽いのを見たことがない。
でも1.4kgって、キューケースとしてはそんなに軽くないですよね。
ちなみに本革じゃないですけど、スリーセカンズの2B4Sハードケースは1.35kgです。
出典:ニューアート
正直、軽さとコンパクトさで言ったら、これらに圧勝できると思います。
防御力と使い勝手は惨敗しますけど、そこはあまり求めてないです。
それぐらい軽さとコンパクトさに全振りしたものを作ります。
あと初代もそうでしたが、突然の雨からキューを守る防水性も大事です。
ちなみに、本革製とか言ってますが、僕はレザークラフトできません。だから基本構造は初代と同じ、筒に革を貼るだけです。
今のところ予定している主な材料はこんな感じ。
いつも通り、だいたいガラクタです。
初代からの変更点は、
・筒(雨どい)を太いのにした ・フェルトでオーメン用のクッションを作る ・本革(ミッスーリレザー)を使う ・蓋の部分を小物入れにする |
こんな感じです。
2B4Sになって、エクステンションは収納できなくなっちゃったんで、初代と同じく外付けにします。方法はまだ考え中ですが、同じ方式になるかなあ。
各部の細かい設計はだいたい固まってるんですが、まだ悩んでいる部分もあり、そういうところはやりながら考えていきます。
そもそも想定通りになんかいかないですからね。
5.まとめ
こんな感じで作っていこうと思います。
いろいろと試行錯誤がありそうですが、そのへんの経緯も含めて楽しんでいただけたらと思います。
こんなの作ろうと思う人はいないと思いますが、「また変なもん作ってんな」て感じで、退屈しのぎにでも読みにきていただければ幸いです。
というわけで、第2話はこちらです。
良かったら、初代キューケースの記事もご覧ください。