先日買ったミッスーリベリーで革巻きしました。
まずはブレイクキューからです。
この記事の内容 1.全部ミッスーリ計画 2.まずはブレイクキューの革巻きから 3.まとめ|次はオーメン |
1.全部ミッスーリ計画
先日のミッスーリレザーの記事にも書きましたが、これから色々な道具をミッスーリレザーで揃えていきます。
やろうと思っているのは、
・自作キューケース ・キュー革巻き(プレーキュー+ブレイクキュー) ・自作エクステンション革巻き ・自作チョークケース、チョークホルダー ・自作タップシェーバー etc |
ちなみに、僕が以前達成した全部ワニ計画の成果はこちらです。
まあ、ほとんど型押しなんですけどね。
こんなことする暇人は僕ぐらいだと思いますが、達成感と満足感はハンパないです。
2.まずはブレイクキューの革巻きから
本当はキューケース作りからやりたかったんですけど、悩んでるところがあるので、ちょっと後回しです。
てことで次にやろうと思ってたのが革巻きなんですが、以前まとめた革巻き手順を見ながらやれば失敗はないと思いつつ、いかんせん最後にやったのが1年以上前なので、練習がてらまずはブレイクキューからやってみることにしました。
ビフォア。
巻いているのはリレザというワニ革風のリサイクルレザーです。
前のキューケースに巻いていたのもこのリレザです。普通にかっこいいですからね。
ちなみにこれはパワーブレイクですが、バットエンドのところにあるロゴがダサくて嫌だったので、ロゴを削ってそこにもリレザを巻いています。
ここも合わせてミッスーリレザーに巻き替えていきます。
まずは革を切り出します。
オーメン用もあわせて2枚。
切って見て思ったんですが、この革、グリップ用なら20枚取れそうですね。超お得です。
色が明るめ、シボ多めのほうがオーメン用、暗めでスムースなほうをブレイクキュー用にすることにしました。
あてがってみます。
うーん、ストレートキューにスムースな革だと、なんかつるっとしすぎでちょっと面白みに欠けるかなー。
てことで、グリップ上下に別の革でリングを入れることにしました。
左上から
・黒の水ヘビ革 ・カーキのエイ革 ・カーキのリザード革 ・ターコイズのリザード革 ・赤のリザード革 ・白いテープ |
ターコイズも意外とありだなとか思いながら、それはオーメンにとっておきたかったんで、赤のリザードでいくことにしました。
ところで、オイルをたっぷりと含んだこのミッスーリレザーという革にはプルアップという現象が見れらます。
プルアップというのは、下の写真のように折り曲げた時に、革の中の油分が移動して、表面の色が変わることです。
これを利用して、もう少し革に表情を持たせることにしました。
こうやってミッスーリレザーをもみくちゃにします。
すると、こんな感じでものすごく味わい深い表情になりましたね。
ほっとくとそのうち元に戻ってきちゃいますが、このまま巻いちゃえば、ある程度この表情が残るはずです。
これをキューにあてがってみると、
かなりいい味出てますよね!
ここにきて気付いたんですが、パワーブレイクの溝が浅いからか、この革がじゃっかん厚いからか、ほんのわずかにグリップに段差ができることがわかったんで、先日の革の漉き方の記事でやった方法で軽く全体を漉きました。
もみくちゃにした後だったんでやりづらかったです。もっと早く気付くべきだった。。
とか色々ありましたが、無事に革巻き完了!
もみくちゃにした皺はだいぶおとなしくなっちゃいましたが、それでも使ってもないのにこのビンテージ感、かなり渋いですね!
リングは極細にしちゃったんで、思ったより目立たなかったですが、まあ、これぐらいがさりげなくて良いですかね。
こっちがグリップ上側のアップ
こっちが下側
ちなみに下側のところに線傷が入っちゃってますが、酔っぱらないながらやってて、キューをくるくる回している時にゴミ箱の縁にこすれてるのに全然気づかず、あとで見たらこんなことになってました。。
オーメンの革巻きはちゃんとしらふでやります。
でもこの革はこういうちょっとした傷もあじになる。
革の継ぎ目はこんな感じ。
革がもみくちゃ状態だったんで、わずかに曲がってしまいましたが、ほぼまっすぐですし、継ぎ目もそんなに目立たず、まあまあきれいかなと思います。
ただの素人が1年以上ぶりにやった革巻きがこれだけできれば上出来ですよね!
僕が1年前にまとめた「失敗しない革巻き手順」、再現性高いんで、やったことない人もぜひチャレンジしてください!
ミッスーリベリーについて気付いたこと
ミッスーリベリーを初めて使ってみて、気付いたことがあります。
① 重い
まずこの革、オイルをたっぷり含んだオイルレザーなので重いです。
革巻き前に重さとバランスポイントを測っておくのを忘れたんですが、多少変わってる気がします。まあ振ってみて気になるほどではないんですけどね。
オーメンの革巻きをする時は、前後比較してみようと思います。
② 傷が付きやすい、でもすぐ修復できる
クロム鞣しの革に比べるとタンニン鞣しのヌメ革は耐久性が低いため、傷が付きやすいのですが、その中でもベリー(お腹)の革は繊維が粗く、耐久性が落ちるため、余計に傷が付きやすいです。
ちょっとこすったり、引っかいたりすると傷が付きます。
しかし、多少の傷は指でこするだけで簡単に修復できます。
見てほしいので、オーメンの革巻きの時に動画を撮ってみようと思います。
3.まとめ|次はオーメン
久しぶりの革巻き、ちゃんとできて良かったです。
思っていた通り、めちゃくちゃかっこいい革ですね。
そしてこの数日後、いよいよメインイベント、オーメンに革巻きしました。その模様はこちらの記事をご覧ください。
以下、よかったらあわせてご覧ください。