3つ目のキューケースを作りました。
この記事の内容 1.僕がもう1個キューケースを作ろうと思った理由 2.材料費3500円で作る超軽量完全防水の2B4Sハードケース 3.まとめ |
1.僕がもう1個キューケースを作ろうと思った理由
ぬブロ読者の方はご存知かと思いますが、僕は以前こんなキューケースを自作し、今でも愛用しています。
こいつは自作キューケースの2号機
2B4Sの本革ハードケース、重さはわずか761g。
この収納本数の本革ハードケースとしては、たぶん業界最軽量だと思います。
しかも防水性も完璧で、どんだけ雨ざらしになっても、中のキューが濡れることは絶対にありません。
だけど、こいつには1つ問題がありました。
革が雨で濡れるのがヤダ
先日、雨の日に球撞きに行って、その後飲みに行ったのですが、店が混んでたので、土砂降りの中、外で30分ぐらい待ってたんです。当然傘はさしてましたが、けっこうケースが濡れました。
幸いシミとかにはならなかったんですが、本革にとって水気は大敵です。あんまり濡らしたりしちゃうと、シミになったりカビが生えたりしちゃうと思います。
その時一緒だった人はヴォルトゥーリのキューケースをメッズのケースバッグに入れてました。
メッヅ トラベルバック 出典:ニューアート
でも僕は荷物は軽くてコンパクトなほど良いと思ってる人間なのでこれはありえない。
というわけで、雨に濡れてもへっちゃらな雨の日専用キューケースを作ることにしました。
2.材料費3500円で作る超軽量完全防水の2B4Sハードケース
と言っても、基本的な構造や材料は2号機と同じです。
周りに革を巻かないだけなんですが、それにともないところどころ工夫が必要な部分があったので、そのへんを中心に書いていきます。
まずベースとなる材料は直径75mmの雨どいとダイソーで買った綿棒のケース。
これが奇跡のシンデレラフィットなんですよね。底蓋も奥まで差し込めば接着しなくても外れません。
ちなみに底蓋にはなんか家にあったクッションの切れ端をてきとうに丸くカットして敷いています。
ただ、このままだと見た目まんま雨どいです。Panasonicとか書いてあるし。だから100均の油性ラッカーで塗装するつもりでした。
ですが、このツルツルの表面に塗装しても、そのうち塗装が剝がれちゃいそうだったんで、表面を少しやすりで荒らしてから塗装をしようと思って、やすりがけしてみたら、何かいい感じになった♪
やすりがけ前後を並べてみましたが、やすりをかけるとなんか木目みたいになって、塗装しなくてもこのままいける気がする!!
塗装の手間も省けるし、塗装が剥げるのを気にする必要もなくなりし、一石三鳥ぐらいです。
ちなみにこれ、紙やすりを巻きつけて雨どいをくるくる回しながらやすりがけしてるんですが、あえてやすりの削り痕が交差するように交互に回転方向を変えながらやすりがけしています。
これで蓋を付けてみましたが、まあさすがにこのままじゃだめなんで、蓋だけは塗装します。
まずは塗装の定着をよくするために、ふたも表面を紙やすりで荒らします。
それをブラウンの油性ラッカーで塗装。これはダイソーで買ったやつです。実際は見た目以上に塗装に失敗してるんですが、まあ許容範囲です。
これを付けてみる。まぁさっきよりましなんだけど、いまいちだなあ。。
てことで、2号機に付けてた手帳バンドとか100均のランチベルトとかを蓋のところに付けてみるとなんかいい感じになった♪
これで何とかいけそうなので、このへんは後でまた考えることにして、製作の続きですがその前に内部のクッションについて。
ここは2号機で作ったフェルトのクッションをそのまま流用。
こうやってS字状に縫い合わせたフェルトに1B1Sが入るようになっていて、これを2組ケースの中に突っ込みます。
次にベルトの取り付け。まずはD環を結束ベルトで固定します。下側は蓋の上から。上側は雨どいに直接。
ここに2号機で使っているベルトを付けてみます。やっぱ結束バンドが見えてるのがめちゃくちゃかっこ悪いですね。
これをどう隠そうかけっこう迷いました。最初マジックテープのゴムベルトで隠そうかなと思ってたんですがダサいことが発覚。
行き詰ったので、仕方ないから2号機と同じようにここだけ革にするかって思ってたところで閃いた!!
余った雨樋を輪切りにして、そして1か所切れ込みを入れる。もうわかりますね。
上からかぶせて接着します。当然長さが足りないので、結束バンドの結び目のところだけ見えますが、これぐらいはOK。この目隠しはなんとなくアクセントになる感じがしたんで、やすりがけはせずにそのまま使うことにしました。
切断面が白っぽいのがいまいちなんで、あとでマジックで黒く塗りました。
これで完成!
ふたをどう飾るか色々悩みましたが、結局同系色のランチベルトだけにしました。
ショルダーベルトには2号機の肩当てもそのまま付けてます。2号機に付ける時だけわざわざ肩当て外すのも面倒だったんで。これだけ革ですが、雨の日はこれだけ外せば良い。
中はこんな感じで2B2S分のクッションがあって、残りのシャフトとかは空いたスペースに入れちゃいます。
収納本数は基本は2B4S+ジャンプバット1本ですが、2B5S、3B3Sもいけます。最近ブレイクの練習をしているので、プレイキュー1本、ブレイクキュー2本とか入れたりしてます。
中央にあるのはジャンプバットですが、引っかかって止まるので下には落ちませんww
底には鋲などは打っていません。綿棒入れそのまま。このほうが安定するんですよね。
ちなみに今回、小物入れとかエクステンションの収納場所はありませんが、そこは割り切りです。
普段持ち歩いているボディバッグに全部入るんでそれで良し。
2号機と3号機一緒に。
2号機はお出かけ用、3号機は近場の1人練と雨の日用なんですが、3号機はとにかく軽いし、傷とか突然の雨とか気を遣う必要が全くないのでめっちゃ楽。デザイン的にも割と気に入っているので、そのうち3号機担いでバグースにも行っちゃうと思いますw
気になる重さは、ベルトとか全部ひっくるめて
557g!!
軽っ!
今回の材料は一部2号機の使い回しだったり、その時の余りを使っているので買い足したのは雨どいぐらいでしたが、全部買うとしたらこれぐらいって感じで計算してみました。
雨どい(径7.5cm 長さ135cm) ※使うのは75cmぐらい | ¥1,500 | モノタロウ |
綿棒の入れ物 | ごみ | ダイソー |
ランチベルト | ¥100 | ダイソー |
D環(2個) | ¥200 | 手芸用品店 |
結束バンド | ¥100 | ダイソー |
フェルト(40×100cm) | たしか¥800ぐらい | 手芸用品店 |
ショルダーベルト | 安いのは¥500ぐらい | 楽天とか |
油性ラッカー | ¥100 | ダイソー |
だいたい¥3,500ぐらいですね。
3.まとめ
いかがでしたか?
僕の自作シリーズ、チョークケースとかエクステンションは、真似して作ったって人がTwitterではチラホラいて嬉しい限りなんですが、キューケースはまだいません。
2号機は革巻いてるので手間もお金もかかってちょっとハードル高いかもですが、これならいけるのでは!?
いつか誰かがこれを参考にキューケースを作ってくれたら良いなと思います。
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