2代目キューケースを作る 第4話|ミッスーリレザーで革張り

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2代目自作キューケース製作記。

今回は第4話、ミッスーリレザーで革張りしていきます。

第1話~3話を読んでいない方はこちらを先にご覧ください。

第1話|コンセプトは業界最軽量の・・・

第2話|骨組みの製作

第3話|小物入れで悩む、そしてやり直し

 

この記事の内容

1.デザインを考える

2.ミッスーリレザーで革張り

3.ベースは完成!残るはエクステンションケース




1.デザインを考える

革張りの前に、今さらですが基本的なデザインを考えていきます。

しつこいですが、初代がこれです。

ビリヤードキューケース自作

全面ワニ。

僕は当時、ワニとかトカゲとかがかっこいいなと思っていて、とにかくそれらを全面に使いたかったんです。

でも使っているうちに思いました。

クドイなこれ。。

こういう革はアクセントにするぐらいがちょうどいいですね。

そして、それまで地味で面白くないと思っていた牛革の素晴らしさに気付きます。

特にヌメ革のエイジング、たまらなくかっこいいですよね。これを前面に出したい。

というわけでミッスーリレザーを買ったわけですから、当然全体のベースにするのはミッスーリレザーです。

そしてこの革に合わせたいと思っていたのが、カモフラ柄のエルヴァケーロです。

以前からずっとこの革が好きでした。しかも偶然か必然か、どちらもラ・ペルラ・アズーラ(La Perla Azzurra)社製のイタリアンレザーです。

このエルヴァケーロをアクセントに使います。このカモフラ柄も使いすぎるとしつこいので、あくまでアクセントです。

どういう使い方がいいんでしょうね。とても楽しみです。




2.ミッスーリレザーで革張り

(1) 全体に革張り

というわけで、まずはミッスーリレザーを全体的に巻いていきます。

キューに巻いた時と同じく、まずは革をもみくちゃにしてプルアップさせます。

このほうが表情がよくなってかっこいいですね。

これをキューの革巻きと同じ要領でまずは胴体の部分に巻いていきます。

使う接着剤は多用途の木工ボンドです。普通の黄色いやつだと革とプラスチックはちゃんと接着できません。

ちなみにこのボンドは革の表面に付着するとかなり革を汚すので、水と1:1ぐらいで薄めて使いました。

しかしそれが失敗、水分でべちゃべちゃになり、革も水を吸って伸びまくり、超大変でしたが、なんとか巻き終わりました。

なかなかいい感じですね。

(2) 底蓋に革張り+底鋲

次に底蓋に張ります。

底面の革はコンパスで型をとって、ハサミで切ってます。

そしてここに底鋲を付けていきます。

普通、底鋲っていうと金属とかプラスチックですが、あれは滑って嫌なのと、そもそもペラペラの革を貼ってるだけなんで、付けることもできず、違う方式を考えます。

ちなみに初代は下の画像のようにゴムを切って貼ってましたが、ゴムは重いので却下です。

自作キューケースの底面にゴムを貼った写真

てことで最初候補に考えていたのが、切り落とした使い古しのタップです。けっこうたまってたんで、タップが底鋲って面白いなと思ってたんですが、合わせてみると小さすぎ、かつ高さを合わせるのが面倒だったので止めました。

最終的に、3.2mm厚のエルヴァケーロが家にあったんで、それをポンチで打ち抜いて貼ることにしました。23mm径の巨大ポンチです。ジョイントキャップホルダー作ろうと思って昔買ったやつが役立った。

打ち抜いた丸は側面をトコノールで磨いて、

多用途木工ボンドで底面に貼って終わり。

なんかデカすぎる気がするけど、まあいっか。こんなとこ誰も見ないし。




(3) 上の蓋に革張り

次は上の蓋。トップはアクセントに別の革を貼ることも考えましたが、あとでどうとでもなるんで、とりあえず全面にミッスーリを貼っちゃいます。

蓋を開けるとこんな感じで小物を入れられます。

張りぼてもいいとこなんで、豚革なんかで内張しようかとも思いましたが、その分重くなるので、当面このままでいいや。気が向いたらやります。

ここまでの全体像はこんな感じ。

うーん、良いんだけどやっぱ頭が長いなー。蓋を小物入れにした時点でこうなることはわかってはいたんですけどね。

このままだとデザインが破綻しそうなんで、まずはこの頭の長さをごまかすことから考えることにしました。

何の装飾もなく、のっぺりしてるから、長さが目立つんですね。だから可能な限りゴチャゴチャさせます。

上にエルヴァケーロを巻いて、初代でも使っていた手帳バンドをつけて、そこに飾りでワニ革のチョークホルダーを固定、さらにその下にダイソーで買ったゴムバンドも装着。

はい、ゴチャゴチャしたww

これをかぶせて全体を撮って見るとこんな感じ。

うん、これなら頭の長さが気にならない♪

ちなみにこのあとも色々試してみて、エルヴァケーロにはミッスーリで細いラインを入れて、むかし迷彩柄で作ったタップシェーバーも装着、ダイソーのゴムバンドはやっぱいらない、って感じでこんな状態になってます。

まあこのへんは暫定です。今後これに合わせてチョークホルダーとか作ったりして、色々変えていこうと思ってます。

(4) 結束バンドの目隠し

次に結束バンドを目隠しします。

と言っても、上の蓋のデザインに合わせて、両面テープで結束バンドにエルヴァケーロを貼って、その上から細いミッスーリを貼っただけです。

下側も同じ。

最初、この結束バンドの突起も目隠ししようと思ってたんですけど、案外目立たないし、めんどうくさいので止めました。

誰も見ない見ない、こんなとこ。




3.ベースは完成!次回が最終回

これでベースはできあがりました!

頭が長いのも気にならなくなりましたね。

下からのアングル

上から

なかなかいい感じ♪

 

次回はこちら、最終回です。やっと完成しました。

2代目キューケースを作る 第5話|完成!気になる重さと使い勝手は?

以下は1~3話です。

2代目キューケースを作る 第1話|コンセプトは業界最軽量の・・・

2代目キューケースを作る 第2話|骨組みの製作

2代目キューケースを作る 第3話|小物入れで悩む、そしてやり直し

こっちは初代キューケース。

ビリヤードキューケース自作【超軽量2B3Sハードケース】

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