縫わないレザークラフトで本革製の靴べら(シューホーン)を手作りしましたので作り方を公開します。
切って貼るだけ、型紙不要、初心者でも簡単に作れます。
というか僕も初心者で、本格的なレザークラフトは全くできません。
革で何か作ってみたいなと思っている人、DIYが好きな人は、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事の内容 |
1.初心者でも簡単にできる!本革製靴べらの作り方
(1) 自作靴べらの材料
今回の材料はこちら。
・100均(セリア)で買った靴べら ・0.6mm厚の牛革(ミッスーリレザー:ブラウン) |
今回、革の縫製はしないので、ボンドで貼り合わせるだけなんですが、あまり厚い革だと縁の部分がうまく接着できないので、革は薄くて柔らかめが良いと思います。
僕は大判で買ったミッスーリベリーをつかいましたが、そんなのなかなか持っていないと思いますんで、1つおすすめの革を載せておきます。
価格:330円 |
(2) 靴べら自作に使う道具
使う道具はこちら。
・カッター or ハサミ or 別たち ・穴あけポンチ(0.3mmぐらい) ・金づち ・カッティングマット ・木工ボンド(多用途) ・ダイヤモンドやすり or 紙やすり ・トコノール |
トコノール以外は100均で買えます。
トコノールというのは革の仕上げ剤で、革の断面や裏面の毛羽立ちを抑え、耐久性を上げる効果があります。
無くてもできますが、あったほうが仕上がりが断然よくなります。他の専門工具は不要ですが、他にも色々革小物を作ろうと思ったら、これだけは持っておいたほうが良いです。
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このサイズで普通に使いきれないぐらい入ってるので、革小物を量産して売るとかしなければ、1年ぐらい普通に持ちます。もっと持つかな。
(3) 自作靴べらの作り方
まず、靴べらの穴の位置に合わせてポンチで穴を開けます。僕は最初ボールペンで靴べらの型取りをしたんですが、これはやらなくても良かったです。
次に革の穴の位置に合わせて、靴べらを貼り付けます。接着には多用途木工ボンドを使います。
ボンドが乾いたら余った革をざっくりカットします。縁の余白は2mmぐらい残します。縫わないレザークラフトですから、あとでこの余白にボンドを塗って、裏面の革と張り合わせます。
裏面の革にも同じように穴を開けます。こっちもボールペンで型取りしてますが、これもやる必要ありません。
穴に合わせて裏面の革も貼り付けます。この時、縁の余白の部分にもしっかりとボンドを塗ります。
ボンドが乾いたら、こっちも余った革をざっくり切り取ります。
縁の余白の部分をしっかり圧着します。専門工具とか持っていませんので、そのへんのもので間に合わせるのが僕のやり方ですが、ダブルクリップの持ち手の部分で縁取るようにこするとやりやすいです。
接着が終わったら、カッターなどで形を整えて、やすりでコバを粗削りします。
最後にトコノールをコバにすり込んで磨きます。ダブルクリップの持ち手はコバ磨きにも使えます。
これで靴べら本体は完成です。ただこれだとちょっとあっさりしすぎてるんで、もうひと手間加え、持ち手を作っていきます。
僕が使った持ち手の材料がこちら。
左側は0.6mm厚のミッスーリベリー、右側は1mm厚の牛革です。ハギレで買ったんで銘柄は不明です。革の色、長さ、太さ、ぜんぶお好みで。
それと右端の金属パーツは両面カシメです。
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これを組み立てるとこんな感じでできあがりました。
両面カシメは本来は金づちで叩いて固定すると思いますが、パチッと手ではめるだけでもそんなに外れないので大丈夫です。ただし革の厚みによります。
持ち手があったほうが圧倒的に良いですね。
製作時間は2,3時間ぐらいでできると思います。
原価は¥200ぐらいですかね。
2.まとめ
いかがでしたか?
今回の自作、超簡単なんで、レザークラフトをこれからやってみたいなと思っている人には、入門編としてちょうど良いのではないでしょうか。まあ僕はずっと入門しないままなんですけどね。
こんな感じでビリヤード道具を作りまくっているんですが、こういう革遊びもありますので、本格的に始めるのはハードル高いなと思っている人はぜひ作ってみてください。
他にはこんなものも作りましたので、ぜひご覧ください。
今回使った革、紹介した革の記事も書いてますんで、良かったらご覧ください。