ジャンプキューの重さの個体差を調べました。
ジャンプキューは重さやバランスの違いによって、性能や使い勝手が大きく変わると思います。
ジャンプキューの重さの個体差を知っておくことは、自分に合ったジャンプキューを探す上で大事なことだと思いますよ。ジャンプキュー選びの参考にしてください。
この記事の内容 1.ジャンプキューの重さの個体差 |
1.ジャンプキューの重さの個体差
ニューアート、メルカリ、ヤフオクの中古品の重さの個体差を調べました。やっぱり個体差けっこうありますね。重さもバランスもばらばら、ものによってはかなりの差があります。
個体差を調査したのは、前回「ジャンプキューのスペック比較|人気ランキングトップ10+α」でスペック比較した12商品のうち、サンプルがなかったルカシーハイブリッドジャンプを除く以下11商品です。
MEZZ|エアードライブ2
ジノフェラーリ
FURY各種
アダム|テング
アダム|レインボー
ブラックジャック
ジャコビー
キューテック|プロペル
プレデターエアー2
BANジャンプ
BANジャンプカーボン
表の見方
① 計測部位(シャフト、バット、エクステンション、全体それぞれで計測)
② 重さを確認できたサンプルの総数
③ 全サンプルの平均重量
④ 全サンプルの中で一番軽い個体の重さ
⑤ 全サンプルの中で一番重い個体の重さ
⑥ ④と⑤の差
MEZZ|エアードライブ2
出典:ニューアート
サンプルは少ないですが、エアードライブ2は個体差はかなり小さいですね。この感じだと、他の個体も大差ないと思います。
以下は個体の一覧です。やはりかなりの前バランスですね。ばらつきが少ないのがわかると思います。
ジノフェラーリ
出典:ニューアート
ジノフェラーリも比較的個体差は少ないほうだと思います。個体差が少ないほうが性能のばらつきも減ると思いますが、ジノフェラーリが人気なのはそんな理由もあるのかもしれませんね。
個体一覧です。エアードライブ2より個体差は大きいですが、この記事で紹介するキューの中ではかなり小さいほうです。
FURY各種
出典:ニューアート
これはサンプル1件しかありません。お店に聞けば調べられますが、そこまでニーズなさそうなので良いかなと。
アダム|テング
出典:ニューアート
ここからかなり個体差が出てきますね。
全体的に前バランスですが、エクステンションも含め、かなり個体差が大きいので、振った感じは全然ちがうと思います。
アダム|レインボー
出典:ニューアート
レインボーもかなり個体差が大きいです。
3番目と7番目がエアードライブ2にバランスが近いんで、撞き比べたら面白そうですね。全然ちがくて笑えるんでしょうけどww
ブラックジャック
出典:ニューアート
ブラックジャックもかなり個体差が大きいですが、バットがココボロやボコテなどの銘木シリーズ(ていうのかわかりませんが)も含めているので、そのせいもあります。バットの個体差が特に大きいのはそれが理由です。
基本的には前バランスですが、いくつかバットのほうが重いものがあります。これらがたしか銘木シリーズです。以前はブラックジャックはかなり流行りましたが、今はもう少し軽いほうが需要があるように思います。ユーザーの関心が飛ばしやすさよりも手球のコントロール性に向いてきたからじゃないでしょうか。
ジャコビー
出典:ニューアート
この中では軽い部類に入るのがジャコビーです。個体差はそこまで大きくないですね。
6番目が飛びぬけて重いですね。他と比べるとけっこう性能が変わってくると思います。
キューテック|プロペル
出典:ニューアート
軽くて、後ろバランス、僕の好みではありませんが、かなりの性能らしいです。
5番目のシャフトが飛びぬけて重いですね。カーボンシャフトで最大差26gというのはちょっと意外でした。他と比べるとけっこう違うだろうなと思います。
プレデターエアー2
出典:ニューアート
こちらもかなり軽めですね。この軽さ、初代プレデターエアーを思い出します。個人的には嫌な思い出です。
シャフトはそうでもないですが、バットとエクステンションの個体差が激しいですね。テングもそうですが、エクステンションも含めて、ここまで個体差が激しいと、メーカーもどういう性能で売りたいのか意味不明です。
BANジャンプ
出典:ニューアート
BANジャンプもブラックジャックに次いで個体差が激しいですが、様々な銘木を使い分けていることが原因だと思います。シャフトに重いパープルハートを使っているようなものもあるので、もろに木材の重さの違いが出ていますね。
デザインは好きですが、全体的に重すぎるし、個体差も激しいし、個人的にはちょっと使えないなと思います。
BANジャンプカーボン
こちらも個体差大です。
カーボンシャフトなんでももう少しシャフトの個体差は小さくても良さそうですけどね。けっこう差があります。
2.まとめ
ジャンプキューの重さにこんなに個体差があることを初めて知った人もいるのではないでしょうか。
「このキューはハズレだ」なんて思った時、木材の質による場合ももちろんあると思いますが、実は重さが自分に合っていないだけなんてこともあると思います。キューの重さに個体差があることは仕方のないことなので、そこを理解して自分に合ったものを選ぶのが良いと思います。
個人的には、銘柄によってはメーカーももう少し個体差を抑えられないのかなと思うものはありますけど。あんまりばらつきがあると、そのキューの評価も定まらないですし、思わぬ低評価をされてしまうなんてこともあると思うんですけどね。まあ、個体差を抑えようと思うとコストも上がるでしょうから、なるべく安く販売するために、そこは割り切っているというのもあるかもしれませんね。
他にもこんな記事を書いてますので、興味があれば読んでください。
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