オールハンドメイドのキューケースやチョークケースが人気のTico(ティコ)。フェイスブックをのぞいてみると、色とりどりのオーダーメイドキューケースが載っていて、とても楽しいです。
この記事では、SOさんという方がTicoにフルオーダーして、昨年6月に出来上がった超こだわりのオーダーメイドのカスタムキューケースを紹介します。
この記事の内容 1.Ticoキューケースとは 2.超こだわり!フルオーダーメイドのTicoキューケース 3.まとめ |
1.Ticoキューケースとは
SOさんのフルオーダーキューケースの紹介の前に、Ticoキューケースの基本情報をわかる範囲、書ける範囲で紹介します。
(1) Ticoキューケースの特徴
Ticoキューケースにはざっくりですがこんな特徴があります。
・オーダーメイド製作 ・裏地のボアまでオールハンドメイド ・上質な革のエイジングを楽しめる ・軽い(1.5kg前後) ・基本は2B4Sだが空きスペースにもう少し収納可能 ・ハードケースとソフトケースの良いとこ取り |
詳しくは、このあと写真を見ながら紹介します。
(2) Ticoキューケースの価格
気になるところだと思いますが、フェイスブックでも公開されていないので、具体的な値段の掲載はやめときます。基本価格があって、そこにオプションをつけていくシステムです。
基本価格はSOさんに教えてもらいましたが、やはり安くはないです。だいたい思っていたぐらいの価格でした。ただTicoさんはキューケースにこんなに良い革を使っているのはうちだけだと言っていたそうで、SOさんも良い買い物だったと大満足のご様子でした。
(3) Ticoキューケースの納期(SOさんの場合)
これはあくまでSOさんの場合ですが、最初に連絡してから出来上がりまでは以下の流れだったそうです。
2019年11月末 | 最初の連絡。以降、デザインや機能面をやり取り |
2020年3月初 | 製作開始 |
2020年6月半ば | 納品 |
製作開始から納品まで3か月ちょっとかかっていますが、他のオーダーも残ったりしてたようなので、タイミングによってはそんなにかからないのではとのことです。まあタイミング次第でしょうね。
2.超こだわり!フルオーダーメイドのTicoキューケース
(1) SOさんのオーダー
まずはSOさんのオーダーがこちら。最初見たとき半分ぐらい意味がわかりませんでしたが、なんかカスタムキューケースって感じですよね。
ちなみにフィルム芯というのは、クリアファイルのようなものを本体の革の間に全体的に入れることで、時間がたっても型崩れしないようにするためのものだそうです。それを入れないと、時間がたって革が柔らかくなってくるとソフトケースみたいに柔らかい感じになるそうです。
その他については、この後写真を見ながら説明します。
(2) SOさんのオーダーメイドキューケース
では写真で色々と紹介していきます。
まず色ですが、こうやっていくつかのサンプルの中から選ぶそうです。SOさんのオーダーはナチュラルとキャメル。
で下のチョークケースは、革の染めの見本だそうです。
オプションで下の画像のようなカービング(彫刻)もできるそうです。ちなみにこの画像はTicoさんご本人のキューケースで、ナチュラルカラーの革が7年かけてエイジングしたものだそうです。いい味ですね!
こちらはSOさん持ち込みのシルバーコンチョ。これを選んでる時も楽しかったんだろうなーというのが想像できますね。個人的に下のラッパ吹いてる人が好きです。ハーメルンの笛吹き?
製作途中の画像。ナチュラルとキャメルの相性は抜群ですね。
でこれが完成するとこんな感じ。オーダー通り、ショルダーパッドの前面下部にDカンが付いてますね。
SOさんはここにフックを付けていますが、キューケースを持っていると意外と手がふさがるので、傘とか買い物袋とかここにぶら下げるために付けたそうです。こういう細かい部分を指定できるのもオーダーメイドの魅力です。
下が前面のアップ。オーダーにあった縁紐ダブルというのは、この縁の編込みのところにナチュラルとキャメルの2色を使っているからですね。笛吹き男はあんなところに。
側面。かなり薄いですよね。Ticoのキューケースはこうやってハードケースのように上からキューを出し入れできます。ちなみに写真では自立していますが、キューを入れると自立はしないみたいです。薄いですからね。
内装はこだわりのワインレッド。オーダー通りキューの収納部分はジョイントキャップまで隠れるぐらいの深さがあります。
中はソフトケースのような構造なので、空きスペースには追加でキューを収納することもできます。SOさんはジャンプキューにプロペルを使っていますが、バットが長いので、下の画像のようにこの空きスペースに収納しているそうです。
ハードケースのようにキューの出し入れがしやすく、ソフトケースのような収納力と軽さ、そしてエイジングも楽しめる上質な革、SOさんが良い買い物だと言っているのも納得ですね!コスパ高いと思います。
次に背面。こちらもかっこいいですね。ベルトは背面にもつけられるようになっています。背負うならベルトは背面のほうがいいですよね。
底面。底鋲もオーダーして付けてもらっています。キューケースを立てて置いておくと底が擦れたり傷がついたりしますから、底鋲はあったほうがいいですよね。
上ポケット。オーダー通り、マグネット式の留め具になっています。横にファスナーが付いていて、大きく開けるので出し入れがしやすそうですね。
最後にロングポケットです。ここにSOさん一番のこだわりがあります。
そのこだわりとは、ロングポケット上部の空きスペースに取り付ける、取り外し可能な小物入れです。
こうやって取り外せるようになっています。
小物入れの裏側は下の画像のようになっていて、この茶色の部分をロングポケット内のベルト部分にフックのようにひっかけられるようになっているんですね。
マイチョークとか必ず使うものをテーブルに置いとくために、着脱式にしたそうです。たしかにテーブルにまとめて持っていきたい小物ってありますよね。僕はタップシェーバーと目薬は必須です。
ちなみにこういうオーダーは初めてで、Ticoさんも色々と試行錯誤して大変だったそうです。
最後にもう1回全体写真。あらためて見るとやっぱりかっこいいですね!
3.まとめ
いかがでしたか?
Ticoはハードケースとソフトケースの良いとこ取りをした贅沢なキューケースですね。使いやすいだろうなと思います。革のエイジングを楽しめるので、育てがいもありますね。
この記事を読んで、さっそくオーダーしたくなった人もいるんじゃないでしょうか。世界に1つだけのものを作れるのがオーダーメイドの魅力だと思いますが、それがこんなに良いものだったら、喜びもひとしおですね。
我慢できなくなったら、Ticoのフェイスブックからさっそくコンタクトをとってみましょうw
キューケースに関しては他にもこんな記事を書いていますので、興味があれば読んでください。
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