予算10万円で高性能のカスタムキューを買う!【第3話 僕のキュー選び 後編】

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今回は第3話、僕のキュー選び 後編です。

ずっと木目のかっこ良さだけを重視してキュー探しをしていた僕が、ある時から木目はほぼどうでもよくなり、性能を第一に考えてキューを探すようになりました。

今回はそんな話をしていきます。

第1話、第2話を読んでいない方はこちらを先にご覧ください。

第1話 僕のキュー遍歴

第2話 僕のキュー選び 前編

 

この記事の内容

1.キューの性能を重視するようになったきっかけ

2.僕のキュー選びのポイント|打感が大事!

3.打感が良いキューとは
-(1) シャフトはノーマル
-(2) バットの材質はボコテかパープルハート
-(3) 分割グリップではないもの

4.この頃気になっていたメーカー
-(1) B&Gさんおすすめの高性能カスタムキュー
-(2) 打感が良さそうなILCとナインハーツ
-(3) お手頃だけど性能も良さそうなカスタムキュー

5.次回第4話|僕が買ったカスタムキューは




1.キューの性能を重視するようになったきっかけ

木目のことしか考えていなかった僕ですが、先日「カスタムキューは性能が大事?」の記事を書くにあたり、性能について色々と調べていました。

カスタムキューの性能って情報少ないですよね。

色々な人の意見がネット上に散見されますが、どこの誰だかわからない、どんなプレースタイルの人かもわからない人たちの主観はあまり参考にできないなと思ってました。

そんな中、キューの構造や材質が性能にどう影響するかなど、非常にわかりやすく、かつ論理的に説明されているサイトを見つけました。

それがバールアンドグレインカスタムキューズ(以下B&G)さんのFB投稿です。

バットの構造と性能について1

バットの構造と性能について2

バットの材質と性能について

キューのフィードバックの重要性について

すごくざっくり要約すると、

・構造、テーパー、木の種類などの違いでバットの硬さが変わる

・バットの硬さの違いでキューの性能(パワー、トビ、スピン、フィードバック(手に伝わる感覚))が変わる

・フィードバックの良いキューは、ショットタイミングのずれ等を教えてくれるので、上達を早める

・構造、テーパー、木材の組み合わせなどを工夫して、性能の偏りを最適化することが必要

・バットのみ、シャフトのみではなく、バット+シャフト全体で最適化されたキューがベスト

ということが書かれています。

カスタムキューの記事でも紹介しましたが、まだ読んでいない方はぜひ原文を読んでください。

 

僕はそれまで、失敗するのは道具が悪いのではなく腕が悪いんだと思ってましたが(腕も悪いですけど)、道具の性能ってやっぱり軽視しちゃだめなんですね。

特に僕みたいに撞く時間が限られる人こそ、信頼できる道具を使って練習効率を上げていかないと、上達なんか一生見込めません。

以降、高性能のカスタムキュー購入の参考にするべく、B&GさんのFB投稿を過去のものから全部読み漁りました。

この頃はもう木目のことなんかまったく頭にないですね笑




2.僕のキュー選びのポイント|打感が大事!

キューの性能って色々あると思います。

・トビの少なさ
・パワー
・スピン性能
・打感、打音

性能というと、トビとかパワーとかに目がいきがちですが、B&GさんのFBを読んでいて、すごく大事だなと思うようになったのが打感です。

打感とは球を撞いた時に手元に伝わってくるフィードバックです。

「ストローク、フィードバック、球の動きがちゃんと連動するキューなら、成功や失敗の理由がわかるはず!」

「てことは打感の良いキューを使えば、上達スピードもあがるはず!」

あれこれ調べて考えて、僕が至った結論です。

あまりギュンギュン手球が走り過ぎてもコントロールが難しそうなので、パワーやスピン性能は普通ぐらいで良いと思っていますが、打感が良いキューというのはパワー伝達効率も良いそうなので、打感で選んでおけば、その点も平均以上の性能は期待できそうです。

個人的にトビはあっても良いです。というかノーマルに慣れてしまった僕にはトビがあったほうがいい。




3.打感が良いキューとは

打感が良いということは、球を撞いた時の振動がしっかりと手に伝わるということだと思いますが、B&GさんのFBを読んでいると、打感が良さそうなのはこういうキューです。

・シャフトは目の詰まったノーマルシャフト
・バットの材質はボコテかパープルハート
・分割グリップではないもの

(1) シャフトはノーマル

シャフトはノーマルです。

中が空洞だったり、カーボンコアだったりするハイテクシャフトは打感が悪くなるというのは、多くの人が実感があるところかと思います。

ですので当然、ノーマルにしてもスカスカのものではなく、しっかり目の詰まったソリッドなシャフトです。

(2) バットの材質はボコテかパープルハート

MIKMZEC9B
Mezz EC9 ボコテ 出典:ニューアート

バットの材質による性能の違いなんて、これまで何の知識もなかったんですが、B&GさんのFBでとても参考になったのがこちらです。

1つ目は上にも載せたものです。

☆バットの材質と性能について

☆キューの構造、材質とフィードバックの関係について

細かく書くと長くなるんですが、ここから僕が学んだのは、木材が硬すぎても柔らかすぎても(重すぎても軽すぎても)フィードバックが悪くなりるということです。

具体的に言うと、

・バーズアイやカーリーメープルなどの柔らかい材は打感がぼやける

・黒檀など硬すぎる材も打感が伝わりにくい

・樹脂で強化されたバールウッド(スタビライズドウッド)は打感がぼやける

ということです。詳しくはぜひ上の投稿を読んで下さい。

だから、そこをしっかり考えているメーカーは、こういう材を使う時は材に応じたコアを入れる(柔らかい材には硬い材のコアを入れる、またはその逆)などして性能を最適化しているらしいのですが、そこがしっかりと対策されているかなんて、ぱっと見わかりません。

それにコアを入れれば良いというものでもなく、接着剤の層がなるべく薄くなるように接着しないと、それはそれでまた打感が死ぬ原因にもなるそうです。

ちゃんとしているメーカーなら安心かもしれませんが、そんなのわからないし、10万で買えるようなキューだとあやしい。だったら最初からそういう材は選ばないほうが無難。

だからバールウッドのフィリピンキューなんか絶対に手を出しちゃいけないんだと思います。見た目は良くても中身は何の工夫もされてなさそうですからね。

あとどことは言いませんが、見た目ばっかり良くて、打感なんか何も考えてなさそうな作りのメーカーとかありますけど、そういうのはやめといたほうが良いですね。

一方で、ボコテやパープルハートなら、どう作っても悪くはなりにくいそうです。木目的には全然好きじゃないですけど。

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Mezz EC9 パープルハート 出典:ニューアート

上の投稿の中で、色々な木の比重が一覧で紹介されています。

ボコテやパープルハートぐらいの比重の木がもっとも適切にフィードバックを伝えてくれるということなんでしょうね。

ここで見逃せないのは、ソリッドな打感で人気のサウスウェストに多用されているゴンカロアルベスやパオフェロも、ボコテやパープルハートと同じぐらいの比重という点です。

このあたりの比重の木をベースにしているキューなら、打感という点では間違いはなさそうですね。

(3) 分割グリップではないもの

分割グリップというのはこういうキューですね。

AD-MGN02
出典:ニューアート

分割グリップの場合、適切にコアを入れるなどしないと、打感も損なわれてしまうそうです。

ツーピースキューよりワンピースキューのほうが一体感があって打感が良いと言われるのと同じことかと思います。

でも分割グリップのキューの内部構造がどうなっているかなんて外見からわかりませんから、こういうのも選ばないほうが無難。

そう考えると、4分割キューなんか1年半もメインキューとして使っていた僕は阿呆ということですねww




4.この頃気になっていたメーカー

こんな感じで性能重視でキュー探しをしていて、気になっていたメーカーはこういうところです。

(1) B&Gさんおすすめの高性能カスタムキュー

まず外せないのがB&Gさんがおすすめしている以下のカスタムキューです。

・アリエル カーメリ
・ケント デイビス
・アンソニー ミラネーシ

これらは性能が良いだけでなく、木目が非常にかっこいいのが魅力なのですが、さすがに10万は無かったですね。。

ちなみにヤフオクとかでたまにカーメリの10万以下の中古とか見かけますが、古いものは現行のものと構造が違うそうなので、B&Gさんがおすすめする性能ではないと思います。

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(2) 打感が良さそうなILCとナインハーツ

カスタムキューの記事を書く際、世界的なカスタムキューコレクターであるILCのLuckyさんのブログも相当参考にさせていただきました。

ブログは隅から隅まで熟読しましたが、キューづくりにおいて何よりも打感を大事にしているのがよくわかり、そんなLuckyさんが作るこれらのカスタムキューも当然気になりました。

・ILC
・ナインハーツ

どちらもしっかりと寝かされたノーマルシャフトが付いています。ILCのAberichシャフトなんか50年(もしかしたら100年?)以上寝かされた超古材でできてますからね(興味ある人はこちらの記事こちらの記事を読んでみてください)。撞いてみたい。

まあ、予算的にかすりもしなかったですけど。

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(3) お手頃だけど性能も良さそうなカスタムキュー

とまあ、だいたい予算オーバーなんで、カスタムキューを買うなら安いのから選ぶしかないんですが、その中から目星をつけていたのがこのあたりです。

・コーカー
・ブラッドワース

B&Gさんのこちらの投稿を読んで知ったのですが、コーカーは50~60年前の古いボーリング場のレーンから木材を切り出してシャフトにしているそうです。コーカーは赤木っぽいシャフトが付いていることが多いですが、それですね。

中古カスタムキュー コーカー #2276
出典:ニューアート

ビリヤードシャフトに最適な目の詰まった古いメープルの入手が難しくなり、古い木材が使われているボーリング場のレーンに目を付けたのだと思います。

ブラッドワースの性能は正直よく知りませんが、友達が使っているブラッドワースのジャンプキューがえらい良かったんで、多分プレーキューもいいんじゃないかという想像だけです。わりと安く買える中古も多かったんで。

それともう1つ、最後の最後に候補として急浮上したとあるメーカーが最終的に僕が買うことになったキューですが、それについては次回で。




5.次回第4話|僕が買ったカスタムキューは

次回第4話がこちら。ようやく僕が買ったカスタムキューを紹介します。

予算10万円で高性能のカスタムキューを買う!【第4話 僕が買ったのはOMEN(オーメン)】

文中で紹介したこちらの記事もよかったらご覧ください。

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