ぬブロではおなじみ、SOさんのチョークホルダー参号機の製作記、今回はチョークケースもセットです。
初号機、弐号機の記事はこちら。
SOさんのチョークホルダー参号機
今回は前置きなしでさっそく書いていきます。
革紐をぶら下げたくて仕方ないSOさんのチョークホルダー
デザインはこんな感じで作ってくれとのこと。
点線は縫い線ですが、いつも通り肉盛りにします。下に丸がありますが、そこに革紐を通したいとのことなので、穴を開けます。余談ですが、最初にもらったオーダーはもっと複雑でややこしいものだったのですが、失敗のリスクがあったので取り下げてもらいました笑
まずは土台部分の材料をカット。
左がベースになる床革、右2つは肉盛りの芯ですが、SOさんは磁石の丸が革の表面に浮くのを極端に嫌うので、今回は芯に厚めのプラ板(白いの)を入れますが、プラ板だけだと、表の革を突き破る恐れがあったので、その上に0.6mm厚の薄い革を重ねます。
ベースの革に肉盛りの芯を貼って。
その上にベースと同じ形にカットした、ロロマレザーのイエロー(0.6mm厚)を肉盛りの芯の周りにぴたっと圧着させるように木工ボンドで貼り合わせます。
裏面はロロマレザーのブラウン(0.6mm厚)
菱目打ちで縫い穴を開けて、
縫う。
ここまではデザインは違えどやってることはいつもと同じです。
ここで新兵器登場。
ヘリ落としです。
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これでコバの面取りをします。今まで紙やすりで削ってたんですが、圧倒的に簡単にきれいにできるようになりました。
そしてコバを磨きますが、ここでも新兵器登場。
これまで愛用していたトコノールから、トコプロに乗り換えました。それと左はウッドスリッカーというコバを擦って磨くための木の棒、それと右側はコバをごしごし磨く帆布。帆布はSOさんに分けてもらいました。
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トコプロは個人的にかなり気に入りました。トコノールよりも塗りやすいし、艶の出方も良い気がします。あとお店の人に聞いたんですが、トコノールはクロム鞣しの革との相性がいまいちだけど、トコプロはクロムとの相性も良いそうです。クロム使わないけど。
もちろん、トコノール同様、牛革タップの側面艶出しにも使えますよ。
下の画像はTwitter仲間のとらあすさんのオーダーで作ったチョークホルダーですが、かなり良い艶出てますよね。
という感じで新兵器を手に入れて、これまで以上にきれいにコバを磨くことができるようになりました。
次に4mmのポンチで穴をあけて、
SOさんからこれ付けてくれって渡されていた革紐を通します。
なんか長くない?って思いましたが、まあいいか笑
この紐使うかわかんないって言ってたし。
デザインお任せでいつものチョークケース
次にチョークケース
デザインはお任せってことだったので、いつも通りに作っていきます。
作り方はこっちの記事と同じです。
チョークホルダーと同じロロマのイエローに飾りのステッチを入れます。
ロロマのブラウンでワンポイント
はい、これで完成!
紐の長さもなんかそんな違和感ない気もする。
普通にかっこいいですね。
以上です。
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