Twitterで評判の10種類のRを整形できるツール、R10。
本革製のR10ケースを作りましたので、作り方を紹介します。
R10って何?って人は先にこちらの記事をご覧ください。
この記事の内容 1.R10ケースの設計 2.縫わないレザークラフトでR10ケースを自作 3.改善点 4.R10ケース自作に使える革を紹介 5.まとめ |
1.R10ケースの設計
R10ケースを作るにあたり、どんな仕様で作るかかなり悩みましたが、大事なのはやはり実用性、今回作るR10ケースのコンセプトはこちら。
僕のR10ケースのコンセプト R10で使う道具一式をコンパクトに収納して持ち歩けるケース |
僕の場合、使う道具っていうのは、この4つです。
・R10本体
・Rチェッカー
・1.5cm幅にカットした紙やすり
・毛抜き
チェッカーは外出しでキーホルダーにしても良いかなって思ったんですが、モスモスさんはチェッカーを腰にぶら下げてて折っちゃったんですよね。なのでちゃんと収納して保護できるようにしたほうがいいなと。
紙やすりはカットしたものを収納できるようにします。使った人ならわかると思いますが、紙やすりはけっこう消費するので、使うたびに1枚ずつカットするのってかなり面倒くさいですよね。カットしたものをある程度まとめて入れておくと、作業もスムーズで使い勝手が良いです。
毛抜きは使わない人がほとんどだと思いますが、時々紙やすりが破れてR10の中に詰まることがあるんで、それを取り出す用に僕は使っています。
問題は、僕がまともなレザークラフトができないってところですね笑
てことで、いつものぬブロ流で作っていきます。
2.縫わないレザークラフトでR10ケースを自作
まずはかかとやすりケースの要領で、チェッカーと紙やすりの収納部分を作っていきます。
4mmぐらいの細さにカットした革を多用途の木工ボンドで張り合わせます。
目に触れる部分は、この段階でトコノールで磨いておきます。
それをこんな感じで組み立てます。
やってることはいつも一緒ですw
Rチェッカーのところの小さい切れ込みは、結んだ革ひもが干渉しないように。紙やすりのところの切れ込みはもちろんやすり取り出し用です。
これの上にR10本体と毛抜きを乗っけて、革でくるむ仕様。
このチェッカーとやすりの収納ボックスは、このカバーの革に貼り付けちゃうことにしました。そのほうがしまう時に位置合わせたりする手間が省けますからね。
それとこのチェッカーの紐はしょぼすぎるのであとで作り直します。
てことで、カバーの革ですが、表面に使うミッスーリレザー(下)は0.6mmと薄すぎるので、1mm厚ぐらいの床革(上)を貼り合わせます。ほんと切って貼ることしかできません笑
下はもともとの革の切り口、この緩やかなカーブといい、エッジの色が黒くなってる感じといい、ナチュラルですごく良いので、このままデザインに活かすことにします。
その前に恒例のプルアップ。オイルをたっぷり含んだミッスーリレザーはこうやってもみくしゃにすると、
良い感じで表情が出ます。
これを床側と貼り合わせたら、バネホックを取り付けます。ハンマーでちょっと強く叩きすぎて、表面がボコッとしちゃいましたが、まあいいか。
使ったバネホックはこれです。近所の手芸用品店で買った布用のものですが、革にも使えます。しかもホック6個と打ち具のセットなので、あとは100均とかでハンマーを買えばOK。使い方も書いてあるので、その通りにやれば大丈夫。
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この革の上に、チェッカーとやすりの収納ボックスを貼り付ければ完成。
開くとこんな感じ。
紙やすりは9cm×1.5cmのが11枚ぐらい入りますが、この長さだと1枚で5か所使えます。
タップにもよりますが、Rを1段階上げ下げするには3,4枚あればいけると思います。
R10本体は使わず、チェッカーだけ使いたいこともあると思いますが、その時はカバーを開けずにチェッカーだけ取り出せます。
ちなみにこのケース、革を巻いて留めているだけなので底はありませんが、けっこうタイトにしてあるので、チェッカーを抜いてもR10や毛抜きが滑り落ちたりはしません。
全部収納した状態
反対側
どんな感じなのか、動画も撮ってみました。56秒です。
ちなみに、誰にも真似できない(ていうかやろうと思わない)僕の一番のこだわりは、キューの革巻きも自作キューケースも何から何まで全部ミッスーリレザーでそろえているところ。
R10ケースも仲間入りです。完全な自己満足ですが、こうやって球撞きモチベーション上げてます笑
後日、かかとやすりケースもミッスーリレザーで作りました。どんどん仲間が増えていきます。
3.改善点
今回記事にする前に、何人かの人に事前に意見をもらっていて、その中で僕もこれは改善したほうが良さそうだなと思ったことが1つあります。
それは紙やすりの収納部。
ここ、ふたとかないんで、やすりをいっぱいに詰めておかないと、逆さまにした時にやすりが落ちてきちゃうんですよね。まあ別に逆さまにしなければいいだけの話なんですが。
あと、パンパンに詰めるとちょっと出し入れがきつい。
てことで、やすりの入り口は横につけたほうが使い勝手は良さそうです。
本当は改良版を作ろうかと思ったんですが、こんなの2つもいらないし、何よりももう1個作るの面倒くさいのでやめました。
4.R10ケース自作に使える革を紹介
たぶんこんなの誰も作らないと思うんですけどね、一応いくつか使えそうな革を紹介している記事も貼っておきます。
厚みは1.5~2.0mmぐらいが良いと思います。
5.まとめ
いかがでしたか。
実はちょうど同じタイミングで、Twitterで超かっこいいR10ケースを作っている人がいて、こんなの出すの恥ずかしいからやめようかなと思ってたんですが、自分で作りたいって思う人のヒントになればと思い、やっぱりアップしました。
他にも、牛乳パックに革を貼って、箱型のケースを作ることも考えましたが、今回はオール革製にこだりました。
やり方は色々あると思いますが、もし自分で作ってみようと思ったら、参考にしてみてください。