日本が世界に誇る牛ヌメ革『栃木レザー』、楽天でお試しサイズを買ってみましたので、写真と動画で紹介します。
この記事の内容 |
1.栃木レザーとは|栃木レザーの特徴
栃木レザーとは、栃木レザー株式会社が手掛ける100%植物タンニン鞣しの牛ヌメ革です。
熟練の職人による製造工程は20にもおよびますが、有害な薬品類は一切使われず、使用された水は浄化され、川に戻されます。
こうして手間ひまかけて作り上げられた栃木レザーは、しなやかなのに丈夫という特徴があり、使い込んでいくと経年変化(エイジング)による深い色合いを楽しむことができます。
栃木レザーはいまや、国内だけでなく海外ブランドからも注目される、日本を代表する純国産レザーです。
2.楽天で栃木レザーを買ってみた|写真と動画で紹介
というわけで、楽天で栃木レザーをいくつか買ってみましたので紹介します。
栃木レザーにも加工の違いによっていくつか種類があって、僕が買ったのは栃木レザーのオイルレザーとサドルレザーです。
(1) 栃木レザーのオイルレザー
オイルレザーと呼ばれる革は色々あって、革の銘柄によって加工の仕方も違うんでしょうが、商品説明を見ると、この栃木レザーのオイルレザーは、オイルを入れた染料で仕上げてるそうです。
買ったのはこちら、カラーは左からヌメ、茶、チョコです。
床面
各色アップで。ご覧の通りマットな仕上がりです。
写真だけだとわかりづらいかもなので、短い動画も撮りました。
(2) 栃木レザーのサドルレザー
サドルレザーとは、グレージング加工と言って、ガラスの玉で圧力をかけて磨き上げられた革で、その分、強度も増し、汚れもつきにくくなります。
買ったのは5色、左からヌメ、茶、チョコ、ジャスティスブルー、黒
床面
ご覧の通り、オイルレザーに比べると光沢があり、違いは一目瞭然ですね。
ジャスティスブルー、いい色だな。
こちらも動画
(3) オイルレザーとサドルレザーの違い
今回買った栃木レザーのオイルレザーとサドルレザー、実際手に取ってみて気付いた違いを見ていきます。
銀面の艶
まずぱっと見ではっきりわかるのが、銀面の艶です。
両方ともカラーはチョコですが、左がオイルレザー、右がサドルレザーです。
輝きの違いがはっきりわかりますよね。
床面の色
グレージング加工の影響なのかわかりませんが、サドルレザーのほうが床面の色が濃いです。
上から順にヌメ、茶、チョコと並べていますが、左がオイルレザー、右がサドルレザーです。
見ての通り、サドルレザーのほうが濃いです。
当然、コバも同様です。
下の画像、軽くコバを磨いた状態ですが、上がオイルレザー、下がサドルレザーです。
張り、手触り
オイルレザーは柔らかめであるのに対し、サドルレザーは硬めで張りがあります。
床面を触るとわかりやすいのですが、オイルレザーのほうがオイルの含有量が多いせいか、手触りがしっとりしています。
重さ
これもオイルの量の差のせいか、オイルレザーのほうがじゃっかん重いです。
僕が買った10×15cmサイズ、1mm厚の切り革の重さを、同じカラー同士で比較してみました。
オイルレザー | サドルレザー | |
ヌメ | 10g | 9g |
茶 | 10g | 9g |
チョコ | 12g | 9g |
個体差かもしれませんけどね。
3.栃木レザーの販売店(通販)
財布やベルトなど、様々な革製品の素材として人気の栃木レザー、その評判の高さ故に偽物も出回っているみたいです。
ここでは革製品ではなく、レザークラフトの素材としての栃木レザーの販売店(通販)を紹介しますが、写真だけで本物と偽物を見分けるのははっきり言って無理なので、ちゃんとしたお店で購入するのが安心ですね。
以下にいくつか紹介します。
伊藤登商店
半裁サイズで買えます。
ジャパンレザー
こちらも半裁サイズで買えます。
レザーマート楽天市場店
バリエーションは少な目ですが、ハガキサイズからお手頃価格で売っていて、送料も¥200なので、初めての方が試してみるのにちょうど良いです。今回僕もここで買いました。
価格:1,320円 |
価格:1,320円 |
レザーマニア本店通販
バリエーション豊富でハギレもあって良いのですが、送料が高い(全国一律1000円)ので、まとめ買いがおすすめ。
LeatherCraft.jp
こちらもバリエーション豊富、メール便にすれば送料¥198なので、気軽に試せます。
4.まとめ
いかがでしたか?
革が好きで、モノづくりも好きな人なら、栃木レザーは外せないと思います。
僕なんかが今さら言うまでもなく、とても素晴らしい革ですので、ぜひ一度手に取ってみてください。
以上です。
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