ビリヤードのジャンプキュー、新商品は続々と出てきますが、どんなスペックなのかって気にしないで買ってしまうことありませんか?
ジャンプキューのスペックはキューの性能を大きく左右します。ちゃんと確認してから自分に合ったジャンプキューを選びましょう。
というわけでジャンプキューのスペックの違いを比較してみました。対象は人気のジャンプキュー10種+αです。
ジャンプキュー選びの参考にしてください。
この記事の内容 2.ビリヤードジャンプキューのスペック比較 |
まだ「ビリヤードジャンプキュー【失敗しない選び方】人気おすすめ3選」の記事を読んでいない方は、まずそちらを読むことをお勧めします。
1.ニューアートの人気ジャンプキューランキング
比較の前にまず、今回の比較対象になる人気ジャンプキューのランキングを紹介します。紹介するのはいつもぬブロが画像たくさん使わせてもらってます、ニューアートさんのランキング(2021年3月時点)です。
順位 | 商品名 | 販売価格(税別) |
1位 | MEZZ|エアードライブ2 | ¥47,000 |
2位 | ジノフェラーリ | ¥13,500 |
3位 | FURY各種 | ¥8,000~ |
4位 | アダム|テング | ¥16,200 |
5位 | アダム|レインボー | ¥7,740 |
6位 | キースアンディ|ブラックジャック | ¥25,310~ |
7位 | ルカシー|ハイブリッドジャンプ | ¥16,800 |
8位 | ジャコビー | ¥18,800 |
9位 | キューテック|プロペル | ¥58,300 |
10位 | プレデターエアー2 | ¥25,800~ |
今回の記事ではこれら10商品に加え、比較的需要がありそうなBANジャンプキューの木製シャフト版、カーボンシャフト版を追加した全12商品のスペックを比較します。
2.ビリヤードジャンプキューのスペック比較
(1) デザインを比較
スペックとはちょっと違うかもしれませんが、まずはデザインを見ときましょう。ジャンプキューは性能重視で選ぶ人がほとんだと思いますが、デザインも良いなら良いに越したことはないですよね。
MEZZ|エアードライブ2
出典:ニューアート
シャフトがカーボンなので、バットも真っ黒なほうが無難でいいですよね。
ジノフェラーリ
出典:ニューアート
この中では唯一の本ハギです。僕はこれを使っていますが、やっぱりかっこいいなと思います。
FURY各種
出典:ニューアート
FURYは1つの銘柄ではなく、FURY各種としてランクインしていますが、一番デザインがかっこいいやつを載せときます。
アダム|TENGU
出典:ニューアート
無難な黒を載せましたが、赤、白、青、あと誰向けかよくわからない金色とかもあります。エクステンション付きなので長いですね。
アダム|レインボー
出典:ニューアート
シャフトが黒塗りされているものもありますが、今となってはエアードライブ2のパクリみたいになってしまって気の毒ですね。こっちがオリジナルなのに。
キースアンディ|ブラックジャック
出典:ニューアート
カーリーメープルがかっこいいですね。各色あります。さらに銘木シリーズみたいのもあって、バットにローズウッド、ココボロ、ボコテなど使っているものもありますが、木材の重さの違いがもろに出てしまうため、個体差がかなり大きくなります。
色々種類はあるのですが、そもそも品薄のため、買おうと思った時にそんなに選択肢はないと思います。
ルカシー|ハイブリッドジャンプ
出典:ニューアート
正直、使っている人を見たことはありませんが人気なんですね。
ジャコビー
出典:ニューアート
エクステンション付きのものもあります。各色ありますが、これもカーリーメープルがかっこいいですね。大井Pが使っているのはこれですよね。今も使っているかわかりませんが。
キューテック|プロペル
出典:ニューアート
上の写真は最近発売されたゴーストエディションです。他に黒と赤がありますが、これが一番かっこいいですね。これもエクステンション付きなので長いです。
プレデターエアー2
出典:ニューアート
これぞプレデターのデザインですね。これもエクステンション付きです。
BANジャンプ
出典:ニューアート
木目好きの僕的にはデザインが一番好きなのはこれです。他にも色々な種類の希少な銘木を使っていますね。ただし、使う木材によって重さが大きく変わるため、個体差が激しいのには注意が必要です。
写真はありませんが、カーボンシャフト版もあります。バットのデザインは同じです。
(2) タップと先角を比較
次にタップと先角の比較です。
タップのDURO値と先角の素材から硬さを、先角径から太さを比較することができます。
これは私見ですが、「硬くて太いほうがパワーがあって飛ばしやすそうだけど、手球は暴れそう」、「細いほうが手球のコントロール性が良さそう」とか性能予測に使えると思います。
ですが、比較はしてみたものの、不明な部分も多いし、ここから性能を予測するのはなかなか難しいですね。ただシャフトは太いほうが硬く、パワーがあるというのは言えると思うので、この中でいちばん先角径が細いジャコビーは、パワーは抑え目でコントロールしやすそうな雰囲気はあります。あくまで雰囲気です。
大井Pが使っている(今は違う?)のはジャコビーだと思いますが、大井Pみたいにストロークにパワーがある人は、これぐらいパワー抑え目のキューがいいんですかね?ただ先角が真鍮で硬くて重いと思うので、多かれ少なかれパワーは増幅されそうですけど。まあこのへんは想像の話です。
ちなみに今となっては当たり前ですが、この中に革タップのものはありません。やはりジャンプキューにはパワーが必要ということですね。
(3) 重さ、バランスを比較
個人的にジャンプキュー選びで一番重視しているのは重さとバランスです。上で見た通り、タップと先角を見ても、違いが何だかよくわからないんですよね。でも重さはわかりやすいですし、パワーや振りやすさに影響します。あくまでも僕の考えですが、自分好みのジャンプキューを探すにあたって、一番注目すべきはここかなと思っています。
以下に中古品などから調べたシャフト、バットそれぞれの重さと総重量の平均値をまとめました。エクステンション付きのものはその重さも記載しています。
ちなみにこれだけだとバランスポイントまではわかりませんが、シャフトとバットの重さを比較して、どれぐらいのバランスかイメージできると思います。
エアードライブ2がこんなに前バランスだって知ってました?ショップサイトに書いてないから、知らなかった人もいるんじゃないかと思います。ブラックジャックより前バランスですね。
僕は色々悩んでジノフェラーリにしたのですが、重すぎず、軽すぎず、ほどよく前バランスのものという基準で選びました。
ちなみにここには平均値のみ載せましたが、各個体の重さを見てみると、同じ銘柄であっても「これ完全に別物でしょ!」ってぐらい重さにもバランスにも開きがあってなかなか面白かったです。その点についてはこちらの記事にまとめましたので、興味があればご覧ください。
余談|カーボン製のジャンプキューってどうなの?
ジャンプキューの比較要素として、材質の違いというものがありますね。カーボンジャンプキューです。実はこれが一番性能への影響が大きいかもしれませんね。
ただ僕がジノフェラーリを買った時、まだカーボン製のジャンプキューはありませんでしたし、当時あったとしても高すぎて選択肢には入れなかったと思います。
ですが、先日「ビリヤードジャンプキュー【失敗しない選び方】人気おすすめ3選」の記事にコメントいただいたんですが、なんだかとんでもなく高性能らしいですね。特にプロペルが。
重さだけを見ると、軽くて後ろバランスなので、全く僕の好みではないのですが、ロングジャンプ、ショートジャンプ、押し引きひねりも自在だそうで。試し撞きした某プロが、試合の合間に買いに行ったほどだそうです。
いや、そんなの聞いたら欲しくなっちゃいますって。高くて買えないけど。
3.まとめ
いかがでしたか?
ジャンプキューって何を基準に選べば良いのかわからない人もいると思いますが、自分の好みがある程度わかってきたら、こうやってスペックを比較して自分に合いそうなキューを選ぶと失敗が少ないと思います。
前バランスのキューが好きなのに、買ってみたら後ろバランスだったとかけっこう悲劇ですからね。お金と時間の無駄になります。
ジャンプキューを買う時は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
冒頭でも紹介しましたが、ジャンプキューの失敗しない選び方については、こちらの記事もぜひご覧ください。
道具選びに関しては、他にこんな記事も書いています。興味があればぜひ読んでください。
以上です。良かったらシェアしてください。