出典:ニューアート

ビリヤードカーボンシャフトのスペック比較|見るべきポイント

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カーボンシャフトも種類が増えてきて違いがよくわからないですよね。
カーボンシャフトのスペック比較と見るべきポイントをまとめたので、シャフト選びの参考にしてください。

この記事の内容

1.ビリヤードカーボンシャフトのスペック比較
-(1) カーボンシャフトの価格、対応ジョイントを比較
-(2) カーボンシャフトのテーパーを比較
-(3) カーボンシャフトの先角とタップを比較
-(4) カーボンシャフトの重さを比較
-(5) カーボンシャフトの構造について

2.まとめ

カーボンシャフトを選ぶ際、口コミや評価を参考にすると思いますが、みんな言っていることけっこう違いますし、その人のプレースタイルによって感じ方も変わるので、必ずしも参考になるとは限りません。

そんな時は商品スペックという客観的なデータから、自分なりに性能を分析してみると、自分に合ったシャフトを見つけられるかもしれませんよ。




1.ビリヤードカーボンシャフトのスペック比較

(1) カーボンシャフトの価格、対応ジョイントを比較

まずはスペックというか基本情報です。価格はニューアートの販売価格です(2021年1月時点)。メウチは18山しかないので、ほとんどの人が候補から外すでしょうね。。

カーボンシャフトテーパーの価格と対応ジョイント比較

(2) カーボンシャフトのテーパーを比較

次はテーパーの比較です。

以下は2020年のニューアートのカタログに掲載されているシャフトのスペック表からの抜粋です(キースアンディとマクダモットは未掲載)。これでテーパーがどのあたりから太くなっているのかがわかります。

5角形のレーダーチャートは間違っているようであてにならないので、右の絵だけを参考にしてください。2か所の線は先端から15cm、45cmの位置の太さを表しています。

カーボンシャフトのテーパー比較(ニューアートカタログ)

そして以下は各シャフトの先角径と写真の一覧です。上のテーパーの絵と下の写真を合わせてみると、自分好みのテーパーはどのシャフトかわかりやすいと思います。

カーボンシャフトテーパー比較
画像出典:ニューアート

見るべきポイント

テーパーについて見るべきポイントは2つです。

・先角径
・形状(どこから太くなるか)

この見方の例を3例ほど。

イグナイト先角が12.2mmと細く、かつ根元のほうまでその細さが続くので、全体的に細身であることがわかります。
FURY先角がこの中ではもっとも太く、かつ先端から根元まで一定の割合で太くなっていくので、太めのシャフトであることがわかります。(アダムやVANTAGE系)
REVO12.9FURYと同じ先角径だが、真ん中ぐらいまではその細さが続くので、FURYよりは細身です。

なぜここが大事かというと、自分が振りやすいテーパーであることはもちろんなのですが、太さや細さが性能に以下のように影響するからです。

テーパーの性能への影響
・太いほうが打感が硬く、パワーがある

・細いほうがトビが少なく、スピンが乗る

詳しくはこちらのの記事にまとめましたので、興味のある人は読んでください。

ビリヤードシャフトのテーパーとは|テーパーの違いで何が変わる?

そうすると、イグナイトとFURYの性能の違いが何となく想像できますよね。あくまでも想像ですよ。実際のところは撞いてみないとわからないです。

性能はテーパーだけで決まるものではなく、複数の要素の掛け算で決まりますので。




(3) カーボンシャフトの先角とタップを比較

次に先角とタップの比較です。

カーボンシャフトの先角とタップの比較

フェラルレスというのは先角がないということです。先角とはもともと木製シャフトの木の部分をショット時の衝撃から保護するためにあるのですが、カーボンは頑丈で保護する必要がないため、フェラルレス構造が可能なんですね。

見るべきポイント

結論、タップも先角も特に違いを気にする必要はないと思います。タップはいくらでも交換できますし、先角についてはこれら先角の特徴の違いがよくわからないので。

ちなみに先角はシャフトの性能に影響しますが、詳しくはこちらの記事にまとめましたので、興味があればそちらをご覧ください。

ビリヤードの先角とは【種類と違いと選び方】

タップについてはこちらにまとめています。

ビリヤードタップ【性能の違いと選び方】おすすめも紹介

個人的には、シナジーの先角に使われているABSは柔らかい樹脂なので、それがシナジーの木製シャフトっぽいとか言われる打感に少なからず影響しているのかなあとは思いました。単なる想像ですが。

(4) カーボンシャフトの重さを比較

最後に重さです。

カーボンシャフトであっても重さに個体差があるため、ビリヤードショップのサイトなどでは重さは公開されていませんが、性能と振りやすさを決める大事な要素だと思うので、中古シャフトの重さを調べた結果を以下に掲載します。調べることができたのは中古で売っていたものだけです。

個体差がありますし、下の3種はサンプル数も少ないのであくまでも参考です。

カーボンシャフトの個体差

見るべきポイント

あなたが普段使っているシャフトの重さと比べてみて、なるべくそれに近い重さの個体を選ぶと良いと思います。

ただ、シャフトのバランスは重さだけではなく、テーパーと構造にも依存します。例えば重いシャフトでも、根元のほうまで細いテーパーのシャフトや、先端が軽い構造のものは後ろバランスになるので、振ってみると軽く感じます。

なので重さは目安と考えて、実際にお店で自分のバットにつないで振らせてもらうのが良いと思います。個人的には、同じ銘柄のシャフトでも10gも違ったらもはや別物だと思います。

シャフトの重さについて詳しくはこちらの記事にまとめましたので、そちらもご覧ください。

ビリヤードシャフトの重さが大事な理由|個体差と調べ方も解説

(5) カーボンシャフトの構造について

カーボンシャフトの構造は性能に大きく影響するので、構造についても比較しようと思ったのですが、難しすぎて僕なんかではなんとも言いようがなかったので割愛します。もし何かわかったらここに加筆するか別の記事にしようと思います。




2.まとめ

いかがでしたか?

カーボンシャフトを選ぶ際、口コミを参考にするのは大事だと思いますが、他人の感覚が自分にあてはまるとは限らないですし、最近はヤフオクなんかで正体不明のカーボンシャフトも売られているので、そもそも口コミが無かったりしますよね。

そんな時、スペックからある程度性能を予想できるようになれば、安物に飛びついて失敗するリスクも減らせますよね。気になるカーボンシャフトがあるなら、口コミだけでなくスペックを分析してみるのも大事だと思います。

結局は撞いてみないとわからないところはありますが、この記事がシャフト選びの助けになる部分があれば幸いです。

この記事の中で紹介した記事はこちらです。あわせてご覧ください。

ビリヤードシャフトのテーパーとは|テーパーの違いで何が変わる?

ビリヤードの先角とは【種類と違いと選び方】

ビリヤードシャフトの重さが大事な理由|個体差と調べ方も解説

他にもこんな記事がありますので、ぜひ読んでください。

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