ビリヤード道具をぜんぶ同じ革で揃えるというヒマ人の道楽「全部ミッスーリ計画」、今回はエイ革とミッスーリレザーを使ってジョイントキャップホルダーを作りました。
この記事の内容 1.コンセプト 2.エイ革とミッスーリレザーでジョイントキャップホルダーを作る 3.まとめ |
1.コンセプト
いきなりなんですが、僕はジョイントキャップホルダーは使いません。めんどくさいからです。
僕が作ったキューケース、ふたは100均のめん棒の入れ物でできていますが、外したジョイントキャップはそのままそこに放り込みます。
もともとぼくが作ろうと思っていたのは、キューケースをドレスアップするためのキーホルダーだったんですが、デザインを考えているうちに、どうせ作るならジョイントキャップホルダーにしようかなと思いました。使わないけど。
目的はキューケースのドレスアップですから、もちろんデザイン重視、キーホルダーとして付けていたいものを作ります。
2.エイ革とミッスーリレザーでジョイントキャップホルダーを作る
構造はナビゲーターのジョイントキャップホルダーを参考に作ります。
まずは材料の革です。
① エイ革
②~④ ミッスーリレザー(牛革)
⑤ エルヴァケーロ(牛革)
主役は最近お気に入りのエイ革、デザインは先日作ったチョークケースとかと同じです。
エイ革は角を丸くカットして、革③にぴったり収まるサイズ、革④はそれより一回り大きく切り抜いています。このカットが超めんどくさかったんですが、そこはただがんばってやりました。
エルヴァケーロは1mmぐらいの細さで切っています。
まずは木工ボンドで革③の裏に革②を貼ります。
それを裏返して、革③のくり抜きの中にエイ革を貼ります。
ここでボンドが乾く前に半分に折って型を付けます。
次にエイ革の周りに細く切ったエルヴァケーロを貼ります。細く切った革はゆっくり曲げながら貼っていけばこういうカーブにも貼ることができます。
最後に上から革④を張ります。
あとは角を落として断面をやすりで磨き、最後にトコノールをすり込んで磨けば革の部分はできあがり。
ここに上側はポンチで穴を開けて、ハトメという金具をうち、そこにセリアで買ったナスカンを通します。下側も穴を開けておきます。
次に、ジョイントキャップを固定するプレートを作ります。
ぬブロですから、材料はガラクタ、100均で売ってるこういうファイルの表紙を使います。
たぶん市販のものってもっと硬いプラ板を使ってると思うんですけど、たぶんそれだと硬くて加工が難しいと思います。ですがこれならしなやかで割れにくいですし、カッターで普通にカットできるので、素人でも簡単に扱えます。
これをちょうど良いサイズにカットして、型紙を貼ります。
ここにポンチで穴を開けて、引き手用に細くカットした革を結び付けたら完成。ちなみにこの紐にもこのあとトコノールを塗りました。
これはたしか10mmのポンチを使っていますが、使い方にけっこうコツがあります。もし作ってみたい人は、以前の自作記事にコツとか書いていますので、参考にしてください。
ちなみに僕はユニロックは持ってないんで、ユニロック仕様ではありませんが、このプレートは薄いので、穴を13mmにすればユニロックも装着可能です。以前の記事ではユニロック仕様で作りました。
これをさっきの革にカシメという金具で固定すれば完成です。
くるっと収納するとこんな感じ。これはナビゲーターのものと同じ構造です。
横から見るとこんな感じ。しっかり折り目を付けたんで、ホックなどで閉じなくても中のプレートは出てきません。
ただ、このひもがひっかかって出てきちゃうとかも考えられるので、ちょっと手をうちます。
こんな感じで細く切ったエルヴァケーロの両側に穴を開け、片方にギボシという金具を装着します。
これをぐるっと巻いて封印 笑
使い勝手も何もありませんが、そもそもジョイントキャップホルダーとして使わないんで。
こうやってこのままキーホルダーとしてぶら下げとくだけです。
気が変わって使うことになったとしたら、こんな感じでプレートを引き出して、
ジョイントキャップを装着。
ジョイントキャップにもミッスーリレザーを巻いているので、統一感があっていい!
そもそもキューケースとか周りも全部ミッスーリレザーですからね。
3.まとめ
いかがでしたか?
ジョイントキャップホルダーってめんどくさいから使わない人、けっこう多いんじゃないかと思いますが、こうやってキーホルダーとして付けておけるやつなら1個ぐらい付けておいても良いですよね。
今回のはちょっと凝ったデザインにしてしまったので、二度と同じの作りたくないぐらいめんどくさかったですが、革を1種類だけとかにすれば、誰でも簡単に作れます。
今回のと構造は違いますが、プレート部分の作り方とかはこちらの記事にコツとか説明していますんで、興味があればご覧ください。
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