ミッスーリレザーとエイ革でタップシェーバーを作る

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ビリヤード道具をミッスーリレザーでトータルコーディネートするという壮大な計画、今回は、ミッスーリレザーとエイ革でタップシェーバーを作りました。

材料は今回も革とゴミです。

この記事の内容

1.僕の歴代タップシェーバー

2.ミッスーリレザーとエイ革でタップシェーバーを作る

3.ついでにタップシェーバーホルダーも作る

4.まとめ




1.僕の歴代タップシェーバー

何でも自分で作りたくなっちゃう性格、タップシェーバーももちろんずっと自作です。

今回も2代目キューケースに合わせてタップシェーバーを作ろうと思っていたんですが、仕様がなかなか決まらない。参考にするのはこれまで作ってきた歴代タップシェーバーたちですが、それらの仕様を簡単に振り返ります。

初代

これが初代。牛革と本ワニ革のハギレを使ってます。

土台は薄い板。そこに革を貼ってます。

卓上カレンダーでこういう板が土台になってるやつありますよね。それを切って使ってます。

この板に直接紙やすりを貼っています。

やすりがキューケースの内側とか傷つけないように、やすり面は革のカバーで隠す仕様。

 

2代目

こちらが2代目。ぱっと見わからないと思いますが、迷彩柄の革を貼ってます。カモフラ好きなんです。

基本構造は初代と一緒で板に革とやすりを貼ってますが、違うのはホックで留められるようにしたのと、板に紙やすりを直接貼るのではなく、板の上にプラ板を貼って、そこに紙やすりを貼るようにしていることです。このほうが紙やすりの交換がしやすいと思ったので。

 

3代目

これが3代目。これはベースは板ではなく、薄いプラ板です。そこに厚手の革ハギレを重ねて貼ることで、張りを出しています。初代同様、アクセントにワニ革を使いました。

ビリヤードのタップシェーバーを自作

紙やすりを貼るのはこれまでと一緒ですが、やすり面にアールをつけることで、タップシェーバーとしての使い勝手をあげています。個人的感想ですが。

ビリヤードのタップシェーバーを自作

これはずいぶん前に記事にしています。作り方とか興味がある人は、下の記事もご覧ください。

タップシェーバーの自作方法【切って貼るだけ】

 

4代目:ダイソーのかかとやすり

これは自作じゃないんですが、SOさんに教えてもらった、ダイソーのかかとやすり。かかとの角質を落とすためのやすりですが、タップシェーバとして超優秀です。

かかとやすり

ちなみに、当然ダイソーのこれにケースなんか付属しないんですが、SOさんからのオーダーで、これ専用のケースを作りました。

少し出した状態

裸で持ち歩くと周りに傷がついちゃいますが、ケースがあると持ち運びに便利ですね。

いつも通り、革さえあれば誰でも作れます。興味がある人はこちらの記事もご覧ください。ケース作るのが面倒なら、100均の名刺入れとかで代用している人もいます。

本革製やすりケース自作|縫わないレザークラフトの可能性

 

と、僕はこれまでこんなタップシェーバーを使ってきたんですが、初代はお蔵入り、3代目と4代目(かかとやすり)はやすり面むき出しなので、持ち運びはせずに、家でタップ交換する時に使ってます。

で今キューケースに付けて携帯しているのは2代目です。サイズ感がちょうど良いのとカモフラ柄がキューケースにマッチするからです。こんな感じでゴムバンドに装着しています。

僕はこの自作キューケースを使っていますが、仕様がだいぶ特殊ですし、収納スペースも限られるので、おのずとタップシェーバーの仕様も限定されるんですが、こんな感じでゴムバンドに装着できるサイズ、やすり面が周りを傷つけないような設計で作ることにしました。




2.ミッスーリレザーとエイ革でタップシェーバーを作る

まず土台に使う材料はこれ。家のゴミ箱に入っていた、奥さんの化粧水の空ボトルです。無印のやつみたいです。

これをこんな感じにカットします。

すると、勝手に良い感じのアールがついてるので、タップシェーバーに最適です。

ちなみにこの化粧水のボトルはジュースとかのペットボトルの2,3倍の厚みがあります。普通のペットボトルでも代用できると思いますが、最近のペットボトルは薄くて軟弱なので、2,3枚重ねるのが良いと思います。

ここに革を貼ります。使うのはミッスーリレザーとエルヴァケーロという牛革、あと最近はまっているエイ革です。長さは貼ってから揃えます。

茶色いのがミッスーリレザー、②がエイ革、⑤はエルヴァケーロというカモフラ柄の牛革です。

まず①②③の革を多用途木工ボンドで土台に貼り付けます。

その上からエイ革をはさむように、④⑤⑥の革を貼ります。革と革の接着は普通の木工ボンドで大丈夫です。

ボンドが乾いたら、余った革をカット、断面の面取りをし、トコノールで磨きます。これで表面は完成。

次にやすり面。今はこんな感じになっていますが、両サイドの縁の部分に細工をします。

こんな感じで、6,7mmの細さで革をカットし、

これを縁に貼ります。これはタップ整形をする時のガイド(やすっている時にシェーバーが軌道を外れないように)の役目を果たします。市販のものでもこういうガイドありますよね。それとゴムバンドに固定する時、やすり面が直接周りに触れて傷が付かないようにする役割もあります。

あとはここに紙やすりを貼ります。僕は100番のものを貼ってますが、これは消耗品です。目がつまってきたら交換します。

ちなみに貼り付けには普通のスティックのりを使っています。あえて接着力の弱いのりにしているのは、紙やすりの交換を容易にするためです。のりでも問題なく使えると思いますが、もし剥がれてしまうようなら、ボンド2:水8ぐらいで薄めた木工ボンドでも良いと思います。

これで完成。




3.ついでにタップシェーバーホルダーも作る

で、これをさっそくゴムバンドに装着してみます。

このままでも別にいいんですが、取り外しが面倒です。少し大きめに作っちゃったんで。わかってはいたんですけどね。

てことで適当にホルダーを作ることにしました。

材料はもちろん革。先日、キューケースのベルトにつける肩パッドを作りましたが、その試作品を流用します。

このミッスーリレザーっぽい色のプルアップレザー、これを使います。

このホルダーはだいぶ手抜きなので詳細は省きますが、タップシェーバーのサイズに合わせて穴を開け直し、カシメという金具で固定します。革の縫製はできませんからね。

裏側にはこんな感じで簡単なベルトを付けて、ゴムバンドに通しています。

キューケースに装着するとこんな感じ。

ほんとはもっと凝ったデザインで作りたかったんですが、最近、色々面倒くさくなってきたので、だいぶ手抜きです。

とは言えタップシェーバーの出し入れも楽ですし、デザイン的にもキューケースに合っているので、まあまあ満足しています。

 

ちなみに、すでに実戦投入済ですが、やはりアールがついているとタップシェーバーは使いやすいですね。正直かなり気に入りました。




4.まとめ

いかがでしたか。

今回のタップシェーバーはちょっと凝ったデザインにしちゃったので、実際作るとしたら面倒くさいですが、革を1種類にすれば、超簡単に作れますので、市販品に気に入ったのがない人は、ぜひ作ってみてください。

最近仕事が忙しかったり、球撞き行くのが優先だったり、先日始めたTwitterが楽しかったりで、なかなかブログ更新できませんが、のんびりやっていきますので、時々見に来てください。

以上です。

よかったらこちらもご覧ください。

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