前回の続きです。
僕のキュー選び、最終的に性能で選びましたが、最初はかっこいい木目のキュー以外はまったく興味がありませんでした。
今回はそんな話をしていきます。
第1話を読んでいない方はこちら↓を先にご覧ください。
この記事の内容 1.僕が木目にはまったきっかけ 2.当時狙っていた木材 3.当時購入を考えたキュー 4.次回第3話|僕のキュー選び 後編【木目重視から性能重視へ】 |
1.僕が木目にはまったきっかけ
僕がなんで木目に興味を持ったのかは思い出せませんが、僕が木目にはまるきっかけになったのが、以下リンクの2本目のアンボイナバールのストレートキューです。
(スマホから見るとうまくリンクしませんが、「09第一弾です。」というタイトル記事の2本目のキュー)
h-Factoryというリペアショップが製作したハセキューという日本のカスタムキューです。ちなみに今はもうやってないっぽいです。
どこかの県の連盟員の人が何人かハセキューを使っているのを連盟のサイトで見たことがありますが、ユーザーは少ないと思います。
アンボイナバールにリザード革巻きがマッチしていてめちゃくちゃセンスいいですね。
ネットを見ると、評価は色々あるようですが、これを見てから僕は木目の魅力にはまってしまいました。
2.当時狙っていた木材
ハセキューにやられて以降、木目がかっこいいキューを探し続けることになるのですが、その頃狙っていた木材はこのあたりです。どれも高級なんで、安いのなんかほとんど見つからなかったんですけどね。
アンボイナバール
やはりこれは外せない。僕が木目にはまったきっかけとなったアンボイナバールです。
ポールモッティ 出典:ニューアート
メープルバール
バールとしては、これは控えめなほうですが、同じメープルバールでももっと激しい木目のもあります。でも僕はこれぐらいが良いですね。
リチャードチュディ 出典:ニューアート
チェリーバール
これはジャンプキューですが、このうっすらピンク色に控えめなバールの感じがめちゃくちゃ上品でおしゃれだと思います。
リチャードチュディ 出典:ニューアート
極バーズアイメープル
バーズアイのキューは大手メーカーの安価なラインナップでも使われていますが、僕が欲しいのはそういうのじゃなくて、極バーズアイと呼ばれるような鳥眼がたくさん出ているものです。ここまでのものはそうはありません。
バレンブルーギー 出典:ニューアート
マッカーサーエボニー
縞黒檀とも呼ばれます。一見地味ですが、この色合い、そしてまっすぐ伸びた縞々が好きです。
マクウォーター 出典:ニューアート
チューリップウッド
これも地味と思うかもしれませんが、オレンジ色とこのまっすぐな縞々が何とも言えず好きです。模様は縞黒檀と似ていますね。
エクシード 出典:ニューアート
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3.当時購入を考えたキュー
と、こんな木のキューが欲しいなと思っていたんですが、どれも高級な銘木なので、ストレートキューだとしてもなかなか安いのは見つからないんですよね。
そんな中、値段もそこそこ、僕がわりと真剣に購入を考えたキューをいくつか紹介します。
(1) エスピリチュにフルオーダー
出典:ニューアート
以前、セントラルでエスピリチュのフルオーダーを受け付けていましたが、ストレートキューは7万~と超破格だったので、本気で考えてました。バールウッドはもう少し値が張るとは思ってましたが、たぶん10万前半ぐらいで作れるんじゃないかと。
ですが、毎年1回来日するはずのエスピリチュがこんな時に限って2年連続で来日しなかったんです。コロナとかも重なって。
いつも通り来日してたら、もうとっくに頼んでたと思いますが、頼まなくて良かったです。中古のエスピリチュを見ていると、作りが粗そうなのが多いですからね。
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(2) フィリピンキュー
ヤフオクやメルカリで時々出品されてるバールウッドなど希少な銘木をふんだんに使った豪華絢爛なキュー、見た目に反して5万ぐらいと安いんですが、そういうのはだいたいフィリピンキューです。今も出てますね。
僕も何度か手を出しかけましたが、悪評は聞いていたので、なんとか踏みとどまりました。
あと、新品のフィリピンキューを専門に扱っているサイトがあるんですが、そこも3万ぐらいでアンボイナバールのキューが買えたりするんで、手を出しかけました。やめといて正解。
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(3) お手頃価格の中古カスタムキュー
基本的にカスタムキューが欲しいなと思ってたんで、お手頃価格の中古キューを探していたんですが、買おうと思ってやめたものをいくつか紹介します。
もちろんもっとたくさん候補があったんですが、写真を使える3本だけ。
カーリーメープルのコーカー
カスタムキューとしてはかなりお手頃価格なコーカー、中古になればさらに安くなり、アダムやMEZZのベーシックモデルを新品で買うより安くなったりします。
これは2シャフトですし、赤木っぽい良さそうなシャフトなので、気になってました。木目がいまいちなんですけど。
出典:ニューアート
バーズアイメープルのコーカー
こちらもコーカー、バーズアイはそんなに多くはないですが、ブラウンステイン、同系色のリザード革巻きと相まってかっこいいですね。
長い間売れる気配がなかったんですが、先日けっこう値下げされて、すぐに売れてしまいました。バットの反りはB判定ですが、かなりお買い得なんじゃないかと思います。
出典:ニューアート
メープルバールの早川工房
こちらはかなりの木目ですね。じゃっかん予算オーバーでしたが、だいぶ安く売ってました。僕もすぐに反応しましたが、音鳴りが気になったのと、色使いが好みじゃなかったので止めました。木目は申し分ないんですけどね。
出典:ニューアート
(4) 木目がかっこいいプロダクトキュー
カスタムキューだけでなく、プロダクトキューにも木目がかっこいいものがいくつかあり、候補としていました。
ただやっぱり、プロダクトキューってのにはそこまで魅力は感じなかったんですが。
マクダモット
そのうちの1つがアメリカの大手プロダクトメーカーのマクダモット。日本ではそんなに人気はないかもしれませんが、安価で木目がきれいなキューが多いので、けっこう気になっていました。
極バーズアイというほどではありませんが、けっこうたくさん鳥眼が出ていますね。これで5万ちょっとなら全然良いなと思います。バットエンドのごちゃごちゃしたデザインは気に入らないんですけど。
出典:ニューアート
シナジー トゥルーウッドシリーズ
これまでダサいキューの代名詞みたいだったキューテックですが、シナジー発売と同時にすっかり人気メーカーになりましたよね。
そんな中、僕が気になっていたのがマッカーサーエボニーのこのキューです。
出典:ニューアート
木目がかっこいいですし、性能も良いでしょうから、本気で良いなと思ってました。
4.次回第3話|僕のキュー選び 後編【木目重視から性能重視へ】
こんな感じで、木目だけで3年近くキュー探しをしていましたが、これだというのにはなかなか巡り合えませんでした。
結局、このまま買わずに終わっちゃうかなと何となく思ってたんですが、ある時から性能重視でキューを探すようになり、そこから僕のキュー選びは一気に加速します。
そんな第3話はこちら。
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