ビリヤードタップの10円玉と1セント硬貨のアール

ビリヤードタップはRの違いでトビが変わる?|メンテナンス方法も紹介

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ビリヤードタップのアールとは?
Rの違いで何が変わるの?
適切なアールはどれくらい?
アールのメンテナンス方法は?
R出しに便利なツールは?

そんな疑問を解決します。

この記事の内容

1.ビリヤードキューのタップはメンテナンスが必要

2.ビリヤードタップのアールとは?

3.ビリヤードタップのRの違いで何が変わるの?

4.ビリヤードタップの適切なアールはどれくらい?

5.ビリヤードタップのR出しのやり方|タップシェーバーの使い方

6.ビリヤードタップのR出しに便利なツールは?

7.まとめ【アールを変えれば悩みを解決できるかもしれない】




1.ビリヤードキューのタップはメンテナンスが必要

ビリヤードキューのタップは消耗品です。

一度付けたらずっとそのまま使い続けられるわけではなく、手入れが必要です。

タップのメンテナンスにはタップ交換や、側面が膨らんできた時の側面削りなどありますが、ここではビリヤードタップのアールに関するあれこれとアールのメンテナンス、いわゆるR出しについて解説します。

 

2.ビリヤードタップのアールとは?

ビリヤードキューのタップの丸みのことです。先端の弧の部分の丸みです。Rとも言います。

より丸いものを「アールがきつい」とか言いますね。平らなほうは「アールがゆるい」って言うのかな?
僕はあまり聞いたことはないですけど。

なお、タップのアールは以下のケースで整形が必要になります。

・タップ交換の時
・タップが変形してきた時

1つ目のタップ交換時は説明不要ですよね。タップはそのままの形では使えないので取り付けた後に整形が必要です。

2つ目のタップの変形についてですが、タップは革なので球を撞いているうちに摩耗したり潰れたりして、形が変わってきます。

ビリヤードを始めてからしばらくすると、自分好みのアールの形というのができてくると思いますが、撞いていくうちにだんだん形が変わってきてしまうので、その時には整形する必要があります。

 

3.ビリヤードタップのRの違いで何が変わるの?

一般的には以下のような変化があると言われます。

アールきつめ(丸め)アールゆるめ(平ら)
手球のトビの量少ない多い
手球のカーブが出るはやさ早い遅い
手球に与えるスピンの量多い少ない
ミスキュー率高い低い

僕もいくつか実感はありますが、その人の撞き方、シャフトの性能、テーブルコンディションなどによっても変わると思いますし、実証したわけでもありません。

色々実験している人もいますが、人間がやる以上、アールの違い以外をすべて同じ条件にして実験することは難しいですよね。

ただ、プレデターのサイト(現在は非掲載)では、タップのアールが1セント硬貨の形のほうが、5セント硬貨の形よりもトビを5~10%と低減することを証明したと言っていました。

アールがきつい(丸い)ほうがトビが少ないということですね。(きつければきついほど少ないとは言っていないので注意)

ちなみに1セントとか5セントとか言われてもわからないと思うのでサイズを調べました。

1セント:直径 19.05mm
5セント:直径 21.21mm

1円玉: 直径 20.0mm
50円玉: 直径 21.0mm
5円玉: 直径 22.0mm
100円玉:直径 22.6mm
10円玉: 直径 23.5mm
500円玉:直径 26.5mm

1セントというのは1円玉より小さいんですね。5セントは50円玉とほぼ同じです。

これだけだとイメージわかないと思うんで、僕のキューをそれぐらいに削ってみました。

ビリヤードタップの10円玉と1セント硬貨のアール

左が10円玉よりちょっと平らで、右が1セントぐらいです。
右のシャフトの上に置いてあるのは1セントサイズにカットした紙です。

わかりづらいかもなのでもう1枚。

ビリヤードタップの10円玉と1セント硬貨のアール

僕は普段10円玉ぐらいのアールなんで、それに比べると丸いですけど、思ってたほどではないですね。

これぐらいのアールにしている人は別に珍しくないと思います。

プレデターは機械を使って、アール以外の条件はすべて同じで実験しているでしょうから、信頼性は高い実験結果ですよね。

トビがもっと減ったらなあと思っている人は試してみる価値あると思います。




4.ビリヤードタップの適切なアールはどれくらい?

これは人によって違うので、正直なところあまり意味のない議論だと思います。

適切なアールとして、よく硬貨の丸みが引き合いに出されますが、人によって5円だったり10円だったりまちまちですよね。

上で説明したアールの違いによる変化を参考に、トビの量は本当に少なくなるのかなと思ったらアールをきつめにしてみたり、ミスキューが多いなと思ったら平らにしてみたり色々と試してみましょう。

色々試しているうちに、これぐらいが自分にはちょうど良いなというアールが見つかると思います。

 

5.ビリヤードタップのR出しのやり方|タップシェーバーの使い方

動画をとったので載せておきます。

動画の中でも解説はしていますが、さらに細かいポイントについては、「ビリヤードのタップ交換【失敗しない手順まとめました】動画あり」の記事をご覧ください。




6.ビリヤードタップのR出しに便利なツールは?

今は昔と違ってR出しに便利なツールが色々出ていますね。

タップシェーバーやタップドレッサーと言われるものです。

これなんかとても人気があると思います。

【メール便可】 ビリヤード メンテナンス プロフェッショナル ティップツール 茶 (各種タップ調整が可能) ヤスリ やすり タップ交換 メンテ 削る R付け 10円玉

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これを床に置いて、タップを下側にしてキューを両手で持って、この丸いやすりのところにタップを当てがいます。
それから桐で穴をあけるようにキューを両手でくるくる回しながら削るんですが、ここだけの話、これあんまり削れないそうです。

 

どっちかというとこういうのがいいと思います。

ビリヤード アダム タップドレッサー(大)

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上のアダムのはやすり面が平面ですが、こっち↓はやすり面にアールがついていて、削りやすいと思います。

ビリヤード メンテナンス用品 NAVIGATOR 【ナビゲーター】 キュータップリペア 2in1 (Cue Tip Repair 2in1) | タップ整形ツール

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個人的にはもうちょっと面積が広いほうが使いやすいかなとは思いますが、携行性も大事ですからね。

あとこのタイプはヤフオクとかでノーブランドで安いのが売ってますから、それが良いと思います。

 

ちなみに上でも書きましたが、僕は色々自分で作るのが好きなんで、タップシェーバーも自分で作って愛用しています。

自分専用なんで、僕が使いやすいようにやすりの面積は広め、やすり面はアール付きです。

誰でも簡単に作れる手順をこちらの記事↓で公開していますので、興味のある方は読んでください。

タップシェーバーの自作方法【切って貼るだけ】

他にはこんなものも。

ミッスーリレザーとエイ革でタップシェーバーを作る

サンドマンがずっと使える最高のタップシェーパーに生まれ変わる!!

2022/6/12 追記

Twitterで評判のR整形ツールがあります。その名はR10。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【R10】Twitterで話題のR整形ツール|R出しが手早くきれいに簡単に

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7.まとめ【アールを変えれば悩みを解決できるかもしれない】

いかがでしたか?

ビリヤードタップのアールの色々な疑問が解決したら幸いです。

もしも何か伸び悩んでいるようなことがあるのなら、アールを変えるだけでその悩みを解決するきっかけになるかもしれませんよ。

今後もタップに関する色々な記事をあげようと思っていますので、時々このブログを見にきてくれたら嬉しいです。

他にはこんな記事もまとめていますので、ぜひご覧ください。

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